日に日に寒さが増し冬も本番となってくると、気になるのが暖房器具にかかる電気代ですね。エアコンや電気ストーブ、オイルヒーター、ファンヒーターなど様々な暖房器具のうち、今回は電気ファンヒーターの電気代について詳しく調べてみました。
電気ファンヒーターとは
セラミックなどで出来た電熱部にファンで風を送り、温めた空気を部屋中に送り出す電気暖房器具です。スイッチを入れればすぐに温まるのが特徴です。風を送り出すため空気が乾燥してしまいがちですが、加湿機能のついた機種もあります。電気ファンヒーターはエアコンとは違って、使った電力が暖房の能力になります。洋室で使う場合、120W~150W/平方メートルの暖房能力が必要となります。1200Wの電気ファンヒーターなら、10平方メートル程度の部屋を暖める能力があるということです。木造の昔ながらの住宅では、隙間風の影響もあり6畳ほどが限界でしょう。コンクリート造りであれば、おおよそ8畳まで温めることが出来ます。
では、電気代を計算してみましょう。
1kWhを24円として、弱風時530W、強風時1200Wの電気ファンヒーターを1時間使った場合では、12.72~28.8円となります。一日10時間使用した場合の電気代は、127.2~288円となり、ひと月の電気代はおおよそ3816円~8640円になります。最大消費電力で長時間運転すれば、その分電気代も高くなることが分かります。部屋の寒さに合わせて自動で温度調節してくれる機種もあるので、上手に選んで節電に繋げましょう。