寒い冬にエアコンの無い部屋に置く暖房器具として考えられるのはオイルヒーターや電気ストーブといった小型の物ですが、もしこれから購入するとしたら、この先述したオイルヒーターと電気ストーブではどちらを購入した方がよりお得なのでしょうか?
オイルヒーターと電気ストーブの消費電力
まずは両者の消費電力を比べてみましょう。
オイルヒーターも電気ストーブも、その仕組み上、使う時は付けっぱなしが基本になります。
1,200Wのオイルヒーターを1時間連続稼働させた場合の電気代は30円ほど、1,000W程度の電気ストーブの場合は25円ちょっと、といったところですが、高級なオイルヒーターなら省エネ機能の働きによって、全力運転の時間を減らす=消費電力を減らすことができます。
それを含めて考えると、実際にはほとんど差が無いと言えるかもしれません。
オイルヒーターと電気ストーブの本体価格
次に本体価格ですが、小型のオイルヒーターなら7,000円ほどから、大型の物でも2万円前後で買うことができます。
一方、電気ストーブは最安で2,000円前後、高い物でも7,000円ほどで買えます。
暖房能力が同じわけではないため、簡単に比べることはできませんが、より気軽に買えるのは電気ストーブでしょう。しかし、オイルヒーターも特別高価で手が出ない物、というほどではありません。
オイルヒーターと電気ストーブのそれぞれの特徴・利点
最後はそれぞれの特徴・利点です。
オイルヒーターの場合、部屋全体がゆっくりと暖まっていきます。また、火傷を負うような熱を持たない点も、置く場所によっては大きなメリットとなるでしょう。
逆に電気ストーブの場合は、強い熱を発する分、前面を急速に暖めることができます。
ですから、一箇所だけを暖めたいなら電気ストーブが、部屋全体を暖めたいならオイルヒーターが、より効果的でお得ということになります。