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電気の単位

電気

W,Wh,kW,kWh,MWpなどいろいろな単位が電力を表す際には使われます。

実際、このenergy-naviの中でも多くの単位を使って記事を書いています。

しかし、日常生活の中でこれらの単位を意識することはほとんどないでしょう。

普段何気なく使っている電気の単位。これを機にきちんと理解して、新電力の比較を行う際などに大いに活用してみてはいかがでしょうか。

 

電気の基本の単位はW

電力を測る基本の単位はW(ワット)です。

今この瞬間にどれだけの電気が使われているのかを表すことができます。

電力(W)=電流(A)×電圧(V)

の計算をすることによって導き出すことができます。

皆さんの自宅のブレーカーを思い出してみてください。

おそらく30Aや40Aといった電流の量が書かれているはずです。

これは、瞬間的に流すことのできる最大の電流の量を表しています。

安全のためにこれを超える電力が必要となる場合にはブレーカーが落ちて電気が流れないようにしてくれます。

たとえば、40Aのブレーカーがついている家では、40A×100V=4000Wの電力を瞬間的に流すことが可能となっています。

 

電気でのWhの概念

瞬間的に流れる電力量をWであらわすことは理解できたと思います。

では、Whはどうでしょうか。

これは「ワットアワー」といわれるもので、一定期間にどれだけの電力(W)が流れたのかを表す単位です。

アワーと言いますが必ずしも1時間当たりの電力量とは限らないのが厄介です。

Wh/年のように用いられることがあります。これは1年に何W消費したのかを表す単位です。

また、WもWhも発電や送電といった大きな量を表す時にはkWやkWh,MWやMWhを用います。

1000W=1kW、1000kW=1MWとなります。

 

太陽光発電で用いられる電気の単位MWpとは

では、太陽光発電の量を表す際によく用いられるMWpとは何でしょうか。

これは「メガワットピーク」といわれるものです。MWまではここまでの説明でわかりますね。

Pがつくとピークを表します。つまり、瞬間的に発電できる最大量を示しているのです。

 

いかがでしょうか、目に見えないがために様々な単位で表される電気。しかし、これだけ覚えておけば、正しく電気の量を知ることができるはずです。