子供の時に道をよそ見していたら電柱に頭をぶつけた、という経験のある方は多いのではないでしょうか?日本にある電柱は電力会社が送電・配電する電力柱、通信会社が通信用ケーブルを支持することを目的に設置する電信柱、共用の共用柱があります。それ以外にも広告の媒体としての側面も持ちますが、最近になって、電柱類を地中化する、都市の無電柱化が進んでいます。
電柱があることによるデメリット
電柱が多すぎて景観が悪い、道幅が狭くなる、地震などの天災で電柱が倒れたり、電線が垂れ下がったりする危険もあるなどの問題点があります。
そこで国土交通省を中心として道路の無電柱化の計画が始まりました。電柱の撤去によりどのようなメリットがあるのでしょうか?
電柱の地中化によるメリット
まず、ベビーカーや車椅子の人が歩道を進むのも安易になりバリアフリーにつながります。さらに地上に張り巡らせた電線類がなくなり、美しい街並みが形成されます。また都市災害に見舞われた時にもけがを引き起こす要因でもある電柱をなくすことはもちろんプラスですし、また倒れた電柱に道をふさがれることにより緊急車両の通行の邪魔になるということもなくなります。
最後に情報化社会の発展の中で電柱類の地中化は災害時の情報通信回線の被害を軽減し、ネットワークの安全性・信頼性を向上させることも期待されています。