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電子レンジ

家庭に1台はある電子レンジ。料理をする上では欠かせない家電です。

今回は

・「5分温めるの電気代はいくらかかる?」
・「電子レンジ強く短くと弱く長く、どっちが電気代お得?」
・「電子レンジの電気代を押さえる方法は?」

の3つの疑問に答えていきます。

 

5分温めるのに1.83円電気代がかかる

実は消費電力だけをみても実際にかかる電気代は計算できません。家電を使用する際には機器自体が使用する消費電力と別に「変換ロス」にかかる消費電力が必要になります。

電子レンジの場合、一般的な消費電力は500〜600W程度となっており、変換ロスは約200~400Wです。

そのため1時間使い続けた場合の電気代は22.0円
5分使った場合の電気代は1.83円
10分使った場合の電気代は3.67円 となります。

あくまでも目安の金額ですが、調理にしては比較的光熱費がかからない家電といえますね。

 

強く短く温めたほうが電気代はお得

個人的に昔から気になっていた疑問として「強く短くと弱く長く、どっちが電気代お得なのか?」というものがあったのですが、この「変換ロス」という存在を知ると「強く短く」温めたほうがお得ということが判明!

少しややこしい話なのでざっ!と読んでください

600Wで10分と500Wで12分で計算してみる

600Wで10分暖めると600W×1/6hで100Whの熱量をあためることになります。これと同じ量を500Wで暖めるとなると1/5hかかることになります。600W×1/6=500×1/5なので、同じ仕事量になります。

しかし上記に書いたように、
消費電力=出力+変換ロスです。

そのため、600Wを使ったときの消費電力は1000W×1/6h=167Whになります。一方、500Wでは、900W×1/5h=180Whになります。

つまり、600Wを使って強く短く暖めた方が電気代は安い!

ということです。※今回は平均値を使用したので電子レンジのメーカーや年式などによって結果が異なる場合があります。

 

電子レンジにかかる電気代を抑える工夫

実際に温める際に電気代を抑えることができる工夫をいくつかご紹介します。

オート機能は極力使わない

電子レンジには色々な料理方法があらかじめ記憶された「オート調理機能」が備わっていますが、平均的な加熱時間を計算して加熱しているので、そのまま使うと電気代が無駄にかかってしまうケースが多くなります。

極力手動で時間を設定した方が電気代はお得になります。

食品を電子レンジ内のプレートの外側に置く

2つ以上の食品を同時に加熱、解凍するときはそれぞれの食品の間隔を空ける

マイクロ波を食品内部にまんべんなくあて、加熱、解凍の効率が上がります。ただしこれはターンテーブルが回転する場合にのみ適用できる節約術です。
最近見られる回らないタイプの電子レンジはプレートではなくマイクロ波を放射するアンテナ側が回転する仕組みとなっています。

なので、まわらないタイプをお持ちの方は真ん中に食品を設置しましょう。

2つ以上のものを温めるときには近づけてしまうと熱効率が下がってしまいます。

熱効率が下がるとより長い時間電子レンジを使わなければいけないので電気代は余分にかかってしまいます。

 

大きな食品を解凍、加熱するときは小分けにして解凍、加熱する。

電子レンジは中心から暖めることが多く、物体の大きさが大きければ大きいほど加熱に時間がかかります。
そこであらかじめ必要な分量だけ加熱できるように小分けしておくことで電気代を節約することが期待できます。

 

油モノの料理で内部が汚れたら、こまめに掃除をする。

マイクロ派は電子レンジ庫内で反射しながら食品を温めています。そのため汚れを取ることにより、マイクロ波の本体内反射効率が向上します。

 

食品にラップをかける。

 

熱を逃がさなくすることで使用時間を短縮し電気代を節約します。

 

液体状の食品は途中でかき混ぜる。

汁物やスープ状のものは電子レンジで加熱していると加熱されて温かい部分と冷たい部分で分かれてしまうことがしばしばあります。

これによる電気の無駄を減らすために、途中で1度液体をかき混ぜ液体の温度を一定にしてあげることで節電につながります。

電子レンジに関しては以上です。細かい部分が多いですが、実施することで効率的に温めることができ、電子レンジの電気代の節約になります!

 

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