先日、電力小売事業者申請をしていることを正式に発表した大阪ガス。初年度20万戸獲得を目指す関西の一大勢力の動きが活発になっています。
参考記事:大阪ガス、電力小売事業者として申請。初年度20万件を狙う
法人向け電力販売は好調
既に自由化されている高圧・特別高圧電力販売に関して大阪ガスは、出資しているエネットの窓口として電力供給契約を行っている。エネットは特定電気事業者としてトップのシェアを誇っています。エネットについては「高圧電力のシェア拡大を続けるエネットとは」へ。ガス事業とのコラボも始めており、法人向けにデマンドレスポンスシステムの導入サポートや、省エネコンサルティングサービスを展開しています。
一般家庭向けの低圧電力供給に向けた準備も着々と進む
大阪ガスはエネットと提携して法人向け電力供給を行う一方で、一般家庭向けの電力供給を独自のサービスとして来春より開始します。その前段階として、電力サービス開始の周知を大々的に開始しました。大阪ガスのホームページ内に電力の特設サイトを設置し、「電力自由化とは?」や「大阪ガスの電力事業とは?」、「どうやって切り替えるの?」といった疑問に答えるコンテンツを用意しています。
JXやケイ・オプティコム、エネットといった新電力大手も特設サイトを次々とオープンしており、電力自由化や電力会社乗り換えの周知を進めていきたい考えです。2016年1月の事前予約開始段階で、このWebサイト上で契約手続きが進められるものとみられます。