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電力自由化で変わること~エネルギー管理支援システム~

 ○EMSとは・・・

HEMSやMEMS、BEMS等の言葉を実際に耳にした方もいらっしゃると思いますが、意味はご存知でしょうか。

HEMSを例に取って説明いたします。

Home Energy Manegement System

ホームエネルギーマネジメントシステムの略称で意味としては、エネルギー使用の最適化を行うシステムを指します。

 

エネルギーマネジメントシステムとは

「エネルギー使用の最適化」を行うということで言葉の意味はわかりましたが、具体的にはどういったことでしょうか。電力の使用量をリアルタイムに計測し電力使用に関して供給量を逼迫しないよう、監視・調整を行うシステムです。

例えば、季節要因や時間帯によって、電力使用が非常に高まる時間帯があります。

(※夏季の7月~9月 この時期は電力使用が高まり、どの電力会社もその他季よりも電力単価を高めに設定しています)

上記の時期に電力会社は電力単価を高くに設定し、電力使用量の抑制を促してはおりますが、それでも需要と供給のバランスが崩れ電力逼迫による地域停電等で対応を行っております。そういった地域停電等を行わず、電力使用量の高まる時期・時間帯に電力需要家に対して、事前の節電依頼や電力使用逼迫時を予測し事前に同一エリア内の商業施設の割引券発行等で外出を促すなど、電力使用量を引き下げる取組が可能になります。

また、高圧電力を契約する工場や大規模施設についてはデマンド(最大需要電力値)を監視することで必要以上の電力共有を制限(遠隔制御や需要家への節電依頼)し、デマンド値上昇を事前に防ぐことが可能になります。

 

HEMSで可能になるサービス

電力の見える化

スマートメーターで取得したリアルタイムの電力データをPCや各種デバイスで確認できる。今まで、月一回の検針票(またはアナログメーターを設置場所まで見に行く)でのみ使用状況が把握できたが、webを通して30分単位の使用量確認が可能になります。

 

 

家電制御

外出先等からwebを通じて家電の制御が可能になります。

エアコンや照明等、外出先から制御を行い電気利用に関して宅外からコントロールすることが可能です。

(通信規格:Echo Net Lite対応家電が必要。)

 

 

節電協力や電力使用データに基づくインセンティブ

電力逼迫が予想される時間帯の電力使用抑制に対する目標値の達成等により、毎月の請求金額からの割引や、近隣商業施設の店舗サービス券などでの発行による外出での電力利用抑制等を達成する。