電力自由化 各会社の売りとは??
私たちの生活に欠かせない電気に大きな変化が訪れます
自由化で電気だけでなくガスも!?
様々なところに影響が!
「基本料金270円お値引になります」電力小売り自由化に向けて一般家庭に積極的に営業活動を行っているのが東京瓦斯であるといえるでしょう。顧客に見込んでいるのが、すでにガスの契約を結んでいる家庭。ガスと電気の両方をセットで販売することにより年間四千円から五千円安くなるとしています。東京瓦斯では自由化に備えて電力専門の部署やコールセンターを設置するなど、準備を進めてきました。これまでのガスに加え電力も扱うことによって生活全般にかかわるエネルギー企業として事業の多角化を進めようとしているようです。目標は四年後の2020年までに270万件の契約です。これは東京電力が契約している件数の一割に当たります東京ガスはもともと自社の工場などに使用するため、石油元売り大手と共同で作った自前の火力発電所を持っています。こうした強みも生かし、料金とともに、ガス会社として生活のインフラを支えてきた実績を全面に打ち出したいと考えています。
セットでお得感!
競合会社も黙ってはいない!
しかし競合会社も黙ってはいません。得意分野とのセットでお得感をアピールしています。「ソフトバンク」「KDDI」など通信大手は携帯電話。「昭和シェル石油」など石油元売り大手はガソリン。そして、「東急」は鉄道の定期券とのセットで。各社、料金を割り引いたり、ポイントを付与するプランを打ち出しています。本業のサービスを利用している顧客をしっかり囲い込み、さらに新規開拓を進めようという戦略です。では東京瓦斯では他の企業とどのように差別するのでしょうか??東京ガスでは、ガスの点検や修理で家に上がる機会が多いことを生かし、水回りや鍵のトラブルに無料で対応する新たなサービスを始めることにしました。地域のスタッフを集めてトイレの構造や修理を学ぶ研修も行っています。セット料金に加え、きめの細かいサービスで顧客の獲得を目指しているのです。