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電力版O2Oがついに始動。中部電力がエディオン店頭で電力販売へ。

中部電力が大手家電量販店エディオンと提携する方向で検討していることが報道されました。
電力自由化を見据えて中部電力の電気の契約を店頭で行うことができるようにする予定です。

エディオンとの提携の意味

エディオンはヤマダ電機、ビックカメラに次いで3番手の家電量販店です。
中部電力は中京圏の顧客流出防止策と並行して越境での電力販売拡大に向けての施策を探しています。
顧客流出防止策としては、「カテエネ」登録と絡めたキャンペーンを大々的に打っています。
また、越境での電力販売拡大に関しては、首都圏への進出を目指しています。
そんな中、西日本に強みを持つエディオンとの提携にはどんな意味があるのでしょうか?

O2Oによる顧客層の拡大

電力自由化後に新電力が多数参入すると電気の契約方法そのものが変わります。
電話一本で契約が完了するものやネットで完結するものなど様々な形が考えられます。
しかし、一方でライフラインに関わる電気の契約を電話やネットで済ませることに抵抗を持つ人も一定数います。
そんな顧客層に対していかにきめ細かな店頭サービスを用意できるかということも今後一つの焦点になります。
店頭でのサービスはすでに全国に店舗を持つ携帯電話キャリアや大手スーパーなどが有利だと言われています。
現在、顧客対応のできる店舗をほとんど持たない一般電気事業者は不利になります。
そこで、中部電力は実店舗を既に数多くもつエディオンとの提携に踏み切ったものと思われます。

⇒O2Oと電力の詳細については、
電力自由化を斬る!第一弾~電力自由化のカギはO2Oだった~」へ