関西電力は送配電設備の共同調達報道を否定
大手新聞社などの報道機関によって関西電力が中心となって関西電力、北陸電力、中国電力、四国電力、九州電力の大手電力5社で送配電設備の共同調達を検討しているという旨の報道が本日よりされていたが、関西電力はその報道を否定した。
以下、全文
「一部報道機関において、送配電設備の共同調達に関する報道がなされておりますが、当社が発表したものではありません。
当社は、競争入札の拡大や発注仕様の見直し等による調達価格の削減に取り組んでおりますが、中国電力、九州電力、四国電力、北陸電力と5社で送配電設備の共同調達に向けた協議を始めた事実はありません。
当社としては、今後とも引き続き徹底した経営効率化に努めてまいります。」
出典:関西電力
新聞社の報道によると5社で送配電設備の共同調達をすることにより将来的に1千億円規模のコスト削減を目指すとしていた。
現実に5社での送配電設備の共同調達が行われていた場合電力業界では最大規模の共同調達となっていたと見られる。
今回は実施が見送られる形となったが、電力自由化を前にこういった電力業界の再編や大手電力会社同士の提携は確実に行われていくだろう。