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誰も知らないカーボンヒーターの秘密

数ある電気ストーブやヒーターの中でも、「省エネ暖房器具」として近年人気を集めているのが、カーボンヒーターです。

コンパクトでスタイリッシュな形状、見た目にも温かさを誘うオレンジ色の光…しかし、一体どのような仕組みで機能しているのでしょうか?

身近になりつつあるカーボンヒーターの、まだ知らない秘密に迫ります。

カーボンヒーターの温かさは「炭火焼」?

実は、カーボンヒーターの仕事は、「周りの空気を温めること」ではありません。私たちがカーボンヒーターで温まることができるのは、放射される遠赤外線が、体の中の水分を振動させて加熱しているから。

それはちょうど、炭火が食材を焼き上げる様子に似ています。炭火は、メラメラと燃えているわけではないのにも関わらず、近くに置いた食材を加熱することができますね。

これは、焼けた炭から出ている赤外線が、食材の中の水分子などを振動させるからです。

赤外線を出させる方法こそ異なりますが、カーボンヒーターの要となる導電素材も、炭火と同じく「炭素(カーボン)」でできています。

風のある屋外でも大活躍

空気を温めているわけではないカーボンヒーターは、風の流れがあるところや、屋外の使用でも役立ちます。

導電素材から発生する赤外線を利用する暖房機器には、他にハロゲンヒーターなどがありますが、ハロゲンガスを封入する管が大きくなりがちなハロゲンヒーターは、持ち運びの面でカーボンヒーターにやや劣るかもしれません。

また、水分子を温めるのに適した波長の赤外線を、効率よく生み出せるのもカーボンヒーターの特長です。炭素が持つ特性を生かし、少ない電力で、近くにいる人を温めてくれるのです。

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