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蓄熱技術

夜間電力を利用し、冷房用の冷水や氷、暖房用の温水を蓄熱槽に蓄え、この熱エネルギーを昼間の空調などに利用するもの。
90年代に普及が進んだ。大規模なものでは、地域熱供給や大型ビルの空調、家庭用では蓄熱式床暖房などの暖房器具に使われる。

熱を蓄えるものによって、ビルの躯体コンクリートなどを使った躯体蓄熱、氷の形で蓄える氷蓄熱、水蓄熱などがある。
氷蓄熱については、夏は氷、冬は温水をつくって熱を蓄熱槽にたくわえて昼間の冷暖房に使う。エコ・アイスという愛称で親しまれ、
水から氷への相変化(潜熱)を利用するので、同じ量の水でも蓄熱量が大きく、その分蓄熱槽容量が小さくでき、多く普及した。