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羽のない扇風機 ってどんな仕組み?その実力は?

羽のない扇風機の仕組み

羽のない扇風機 がダイソンによって発明され初めてその姿を市場に明らかにした時、世界に衝撃が走りました。扇風機と言えば、スイッチを押すとぐるぐると回るあの羽を思い浮かべる方も多いでしょう。
その羽がないと言うのだから驚きです。構造が気になるところですが、仕組みは意外とシンプル。

まずは図でご覧下さい。

 

本体の下部にあるファンから取り入れた空気をリング部分のスリット(隙間)から勢いよく噴出しているのです。吹き出し口の背面からも空気を取り入れることによってより強力になっています。その勢いは吸い込まれた空気のおよそ15倍です。

羽のないメリット

そんな羽のない扇風機のメリットを簡単にまとめてみました。

安全

高速で回転する羽に接触して怪我をする心配もありません。小さなお子様やペットがいらっしゃるご家庭にとっては大きなメリットです。

掃除が簡単

従来の扇風機のように本体を分解する必要はありません。
乾いたタオルで本体を拭くだけで良いので手間がかからないですね。

デザイン性

斬新でおしゃれなデザインはインテリアの一つとしても活用できます。
カラーバリエーションも豊富なためお部屋の雰囲気にも合わせやすいです。

風量

その構造上、羽のない扇風機は狙ったところにムラなく送風することが可能です。
ふんわりとした柔らかい肌触りの風ながら、従来の扇風機よりも遠くまで届きます。
興味を持った方は以下の動画をご覧下さい

ダイソンが羽のない扇風機の均一に風を送る力、背面の風も取り込む性質を利用して羽のない扇風機をドミノのように配置しその中を風船がくぐり抜けていく実験動画です。羽のない扇風機の実力が伺えますね。

料金の違い

気になる電気代ですが、従来の扇風機と比較してもほとんど変わりません。1日8時間、1ヵ月稼働させたとしても200~300円程度で済んでしまいます。最も大きな違いは、本体価格。従来の羽のある扇風機は数千円から購入出来るのに対し羽のない扇風機は最低でも数万円からとなります。この価格差が羽のない扇風機唯一にして最大の欠点と言えるかもしれません。しかし、羽のない扇風機の歴史は浅くまだまだ始まったばかり。今後技術革新によって価格は下がり、よりお求めやすくなっていくと考えられます。

エアコンが進化している今でもやはり省エネという観点でみると扇風機がまだまだ強いです。電気代や省エネ度合の比較などの記事も掲載しているので、そちらも合わせてご覧ください。
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