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【保存版】徹底比較!節約のための冷蔵庫の選び方!

家電の電源をつけたり消したりして電気代を節約する。その基本が通じない家電が冷蔵庫です。電源を切ると中のものが腐ったり、冷凍していたものが溶けたり、いろいろと厄介ですね。そんな冷蔵庫だからこそなんとか節約したい!そんな思いをいだく方も多いのではないでしょうか?今回は、新しさ、大きさ、値段の軸からからどのような冷蔵庫が一番節約になるのか明らかにしていきたいと思います。

新しい冷蔵庫vs古い冷蔵庫

まず、冷蔵庫の買い替え周期はどのくらいなのでしょうか?
冷蔵庫の買い替え周期はおよそ9年から10年が平均です。エアコンの買い替え周期とほとんど変わりませんね。

10年前の主要冷蔵庫と最新機種を比較!

売れ筋のパナソニックの冷蔵庫で比較してみましょう。ファミリー向けの500Lほどの容量のものを比較してみます。

2005年製品/NR-E500T(498L)

年間消費電力:650kwh

年間電気代:16,250円

2015年最新製品/NR-F510PV(501L)

年間消費電力:180kwh

年間電気代:4,500円

10年で半分以下になった冷蔵庫の電気代

消費電力は650kwhから180kwhに。電気代は16,250円から4,500円になりました。エアコンと比べてもこの変化は劇的ですね。やはり、新しい冷蔵庫の方が節約につながるようです。

さらに2006年以前製の冷蔵庫は注意が必要!

年間消費電力量に関しては各冷蔵庫についている説明書に記載されており、基本的にはこれが分かることで計算できるわけですが、中にはこの年間消費電力があまりあてにならないケースがでてきます。これはその年代のものによってその年間消費電力の測定における正確さが変わってくることが原因で、最新のJISの測定方法で年間消費電力が測定されているような2006年代以降のものだと大体正確に年間の電気代が割り出せるのですが、そうではない2006年以前のものであればあまり正確に年間の電気代を割りだせないので注意が必要です。

大容量冷蔵庫vs小型冷蔵庫

家電製品の多くは、サイズが大きくなるにつれて、消費する電力も大きくなります。例えば液晶テレビでは、20型よりも50型のテレビの方が消費電力は大きいのが通常です。蛍光灯でも電気カーペットでも、おおむね同様のことが言えます。しかし、この法則に当てはまらない家電製品が冷蔵庫です。

小型よりも大型の方が電気代が安いことがある

例えば、ある大手家電メーカーの6ドア、510 Lの冷凍冷蔵庫は、年間の電気代目安が4,590円になっています。同じメーカーの2ドア、138 Lの冷凍冷蔵庫の電気代目安は、前述の製品より小型なのに、年間7,560円と表示されています。

なぜ、このような電気代の逆転現象が起こるのでしょうか。その答えは省エネへの取り組みにあります。小型の冷蔵庫は製品の販売価格が安く、省エネ性能にあまりコストがかけられていません。それに対して大型の冷蔵庫は、販売価格も高く、省エネのためにさまざまな工夫が施されている製品があります。

値段が高い冷蔵庫vs安い冷蔵庫

最後に、やはり値段が高い冷蔵庫の方が省エネなのか?電気代と本体価格から考えてみました。

一番値段の高い冷蔵庫はどれ?

今売っている冷蔵庫の中で一番値段の高い冷蔵庫はどれなのでしょうか?

さっそくAmazonをチェック。

 

ざっくり「冷蔵庫」で検索。

検索結果は、

 

こんな感じです。おすすめの冷蔵庫がたくさん。やっぱり一人暮らし向けのものがAmazonでは売れるんですね。

ということで、今回探している冷蔵庫は一番高いもの。

「価格の高い順」に並び変えます。

すると、

 

・・・みたこともない謎の形の冷蔵庫がズラリ。

これ、どうやって使うんですか…?

というか、完全に業務用です。

ここから必死で家庭用の一番高いものを探しましょう!

何ページか進むと・・・

 

発見しました!

謎の業務用冷蔵庫にまぎれる見慣れた家庭用冷蔵庫。

さてさて、値段は・・・

44万円!?

思ったよりしますね。

ということで、一番値段の高い家庭用冷蔵庫は東芝のGR-J610FM-XTという605Lの冷蔵庫です。

お値段は440,640円也。

ちょっとした中古車ぐらいの値段です。

ただ!

この冷蔵庫値段だけあって素晴らしい機能がたくさん。

ぎりぎりまで容量を確保した「マジック大容量」にはじまって、肉は3日間・ブロッコリーに至っては7日間入れっぱなしなら鮮度が完全に保たれるそうです。

詳しくは>>商品説明ページへ

今回の目的はあくまで、電気代。

さて、この冷蔵庫の消費電力はどのくらいなのでしょうか?

年間の消費電力量は、

210kWh

です。

電気代に直すと、年間で5000円弱。

大きさの割に電気代は安いですね。

続いては、一番安い冷蔵庫!

次は一番本体価格の安い冷蔵庫を探してみましょう。

電気代を比較する上で、条件を同じにするために、605L程度の冷蔵庫を探します。

すると・・・

 

ありました!

ちょっと見にくいですが、真ん中のやつです。

お値段は、

211,600円

半額以下でほぼ同じ容量(608L)!

その分、機能は限定された昨年モデルです。

さてさて、

電気代はどうなのでしょうか?

消費電力:210kWh

ん?どこかで聞き覚えのある数字。

一番値段の高い冷蔵庫と同じですね。

しかも、全く同じ。

電気代に直すともちろん5000円弱。

つまり・・・
冷蔵庫の本体価格と電気代は関係なかった。

※もちろん今回比べた冷蔵庫に限った話で容量やメーカーが異なると結果も異なります。

以上、新しさ、大きさ、値段の軸から様々な冷蔵庫を比べてみました。冷蔵庫の種類も様々、これが完全に正解というわけではないですが、参考にしてみてください!