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米テスラ・蓄電池で太陽光の課題を克服

太陽光発電が流行するハワイでの課題

米国ハワイでは、太陽光発電システムを家庭に導入することがトレンドになりつつあります。
現在全世帯中の太陽光発電システムの導入率は、12%と日本の導入率である3.6%を大きく上回ります。
家庭の太陽光発電システム導入率が増加すると、家庭はエコに発電・売電し、利益を得られるので、お得なことばかりのように見えます。

しかし、今ハワイではこの太陽光のせいである課題が発生しています。これは日本でも起こりうる問題です。

作られすぎている

ハワイでは「電気が作られすぎることで、送電網への供給が過剰になりすぎている」という課題が発生しています。
つまり、送電網で運べる電気量を超える電気を家庭の太陽光システムが作っているため、作った電気を外に送り、販売することが難しくなっている状態です。
送電網は短期間で整備することが難しく、電力会社が増線に乗り出したとしても、いつこの状態が改善されるのかは不透明です。

この状況下では、電気を太陽光システムで作り、すぐに販売しようとするよりも、蓄電池に貯めておいたほうがお得です。
例えば、500Kwの電気を太陽光システムで作り、送電線の影響から300Kwしか販売できないとします。
この時、残りの200Kwは家庭で瞬時に使えなければ、何にも利用されないただのゴミになってしまします。

しかし、蓄電池を利用すれば、余分な電気を無駄にせずためておくことが可能です。

テスラが提供する解決策は、蓄電池

ここでテスラが登場します。

テスラは非常に品質の高い電気自動車を作り上げることを目標にしています。
当然、その過程で高品質の蓄電池(バッテリー)が必要となり、蓄電池市場の中で最高品質のものを作りあげました。
テスラの蓄電池は高品質であることに加えて安価でもあり、今後もその価格は低下し続けることが見込まれます。
この蓄電池が各家庭に設置されることで、家庭は電気の無駄を省くことが可能になり、太陽光発電システムの導入促進にも貢献するものと思われます。

まとめ

今後、ハワイだけでなく、日本でも起こりうる「送電網への供給過多」という問題。
米車メーカーのテスラが作る高品質で安価な蓄電池が、筆頭の解決策になりそうです。
また、テスラは家庭用・商業用のみならず、発電所大の蓄電池施設も建設予定。電力産業全体に対し、今後も貢献していく見込みです。

参考:http://www.gizmodo.jp/2015/04/post_17010.html?amp