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節電アグリゲーターとは何か。

節電アグリゲーター

2013年ごろから節電アグリゲーターという言葉がウェブやニュース上に出てくるようになり、電力自由化が差し迫った昨今、もう一度キーワードとして挙がってきています。
消費者のみなさんは、このアグリゲーターという言葉だけ見ても何を行っている企業かそうぞしづらいかと思います。

今回はこの節電アグリゲーターがどのような企業であるのか記載します。

節電アグリゲーターとは

節電アグリゲーターは、「電力の小口顧客に対して、節電を促す企業」である。
電力の需給がひっ迫しそうになると、電力会社が契約しているアグリゲーターに対して要請をだします。
アグリゲーターは契約している顧客の空調や照明を遠隔操作するなどして節電を実施し、需給のひっ迫を緩和できるだけの電力の余裕を作ります。

電力会社にとっての価値

以上から、当然ですが節電アグリゲーターは電力会社にとって、電力の安定供給を保つための切り札となります。
需要が供給を上回りそうな際でも、簡単に電力供給の最大量は増やせないので、需要を供給できる範囲まで抑えてくれる役割を持ちます。

顧客企業にとっての価値

一方で、もう一つの節電アグリゲーターとの関係者である顧客にはどのような価値があるのでしょうか。
大きく2つあります。電気代の減少と、報酬の入手です。

電気代の減少は何となく理解いただけると思います。
ピーク時に節電アグリゲーターが、利用電力をおさえるため、ある意味電気代が下がるのは自然なことです。

理解し難いのは報酬の入手に関してかと思います。
節電アグリゲーターと契約している顧客は節電に協力するとお金がもらえるのです。
お金の流れは、電力会社が節電アグリゲーターに節電量に応じて報酬を払い、その報酬の中から節電アグリゲーターが顧客に対して報酬を支払う、という構図になっています。

まとめ

節電アグリゲーターとは、電力需給が逼迫した際に、電力会社からの要請を受けて自社顧客の節電を促す企業のことです。
顧客の電力を利用する設備(エアコンや照明等)を遠隔操作することで省エネを実施します。
この節電アグリゲーター電力自由化開始後、もう一度脚光を浴びることになりそうです。

参考:http://www.sankei.com/west/news/130724/wst1307240078-n1.html