水と二酸化炭素でガソリンを作る
ガソリンを空気と水だけで作る。そんな夢のような技術がドイツで発表されました。エネルギー関連会社Sunfireと大手自動車メーカーアウディ、スイスのCo2を扱う技術企業「Climeworks」の共同開発です。
使用するものは下記のみです。
- 水
- 二酸化炭素
800度を超える高温でこれらを電気分解し、分解と化合を繰り返して炭化水素を作ります。この燃料はイーディーゼルと呼ばれ、既存のガソリンやディーゼル燃料に混ぜても利用可能です。
価格はレギュラーガソリンよりも現状では高くなる見込みですが、硫黄が含まれていないので環境汚染も少くて済みます。今後、この技術の普及が期待されますね。
ドイツのワンカ教育研究相は「二酸化炭素から人口のディーゼル燃料が作れるようになったことは、大きな成功」と述べ、自身の持つAudi A8に5リットルのeディーゼルを給油しました。