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省エネラベルの見方と省エネラベリング制度について

省エネラベルの見方と省エネラベリング制度について

参照URL:http://www.eccj.or.jp/labeling/

 

省エネラベリング制度の概要と目的

家電製品や石油ストーブなどのエネルギー機器の省エネ、節電の必要性は理解しているものの、それらの製品を購入する場合、どうやって、省エネ性能を見極めるかは、消費者にとっては難しいものです。そこで、省エネ性能を判断する場合の手助けとして、「省エネラベリング制度」が2000年8月に、国がJIS規格として導入しました。エネルギー消費機器の省エネ性能を分かりやすく示すことによって、消費者の商品選びの手助けをするのが目的です。それぞれの製品に貼付されているラベルを見ただけである程度の省エネ性能を判断できるようになっています。

省エネラベルにかかれている表示を理解するには、まず「トップランナー基準」について知る必要があります。

 

トップランナー基準

トップランナー基準というのは、一定の時期に市場に出回っている商品のうちで、最も高い省エネ性能を持つ商品をトップランナーと名づけ、トップランナーの省エネ性能を目標値として、その他の商品の目標達成を促す仕組みです。現在対象となっている製品は、2015年3月現在、エアコン、冷蔵庫、テレビ、照明器具、ストーブなど、21品目です。

こちらを踏まえたうえで、省エネラベルの見方をご紹介します。

 

4つの基準で見る省エネ度合

ラベルに表示されている情報は、省エネ法に基づいてメーカーが製品やカタログに表示している情報がベースになっています。

省エネラベルには、4つの情報が表示されています。①省エネ性マーク②省エネ基準達成率③エネルギー消費効率④目標年度の各項目です。

 

省エネ性マーク

省エネ性マークは、省エネ性能の優れた製品であることを示しますが、国の基準達成率が100%以上の製品には緑色のマーク、100%未満の未達成製品にはオレンジ色のマークが表示されています。そのため、色によって、基準を達成した製品かどうかを判断できるようになっています。

 

省エネ基準達成率

省エネ基準達成率は、製品区分ごろに定められた目標値をどの程度達成しているかを%で表示しています。

 

エネルギー消費効率

エネルギー消費効率は、年間消費電力などその製品がどれくらいエネルギーを使うかを示しています。

 

目標年度

目標年度は、省エネ基準達成の目標時期で、製品ごとに設定されています。

 

家電製品などを電気店や量販店でお買い求めになる時は、貼付されている省エネラベルを見て、マークの色や基準達成率などで、その製品の省エネ性能を判断されると良いでしょう。