自動車や家電など日本の技術力は今や世界の中でも素晴らしいものとして評価されています。
この素晴らしい技術を使った製品を世界へ輸出していこうとする動きは常に行われています。
個人向けの製品はもちろんのこと最近では海外の政府や企業に向けた製品の輸出に力を入れています。
新幹線の輸出や上下水システムの輸出など大規模なものを日本政府も後押ししています。
このような大規模な輸出の中にも電気にかかわるものがあります。それは発電設備です。
原子力発電所の輸出に向けて
2011年の福島原発事故以前は、日本は原発への依存を高めていく方針でした。
その一環として原発設備の世界への輸出も含まれていました。
日本はアジアを中心として全世界へ原発を輸出しようとしていました。
しかし、福島原発事故が発生し、原発の安全性に対して疑問を投げかける人が増えました。
政府は原発事故以降も輸出を進める方針は大きく変わっていません。
原子力発電を輸出している国は、フランス・アメリカなど欧米の国でかつ原子力発電への依存度が高い国々です。
地震の少ない国であれば福島原発のような事故は起こり得ないという考え方のようです。
実際、ベトナムなど輸出がほぼ確定的な国もあります。
火力発電所の輸出
原発だけではなく、火力発電所の輸出も推進しています。
こちらも、主にアジアの国々に対しての輸出方針を打ち出しているようです。
実際、インドやベトナムには運用や保守点検まで含めたプラットフォームとしての輸出に成功しています。
原子力発電の輸出に関しては賛否両論あるようです。
どちらにしても、高い技術力を有する日本の企業が発電所を輸出する場合は運用・保守・点検まで一括して輸出していくシステムの方が効率的ですね。
参照元:http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shigen_nenryo/kougyo/pdf/002_05_00.pdf