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照明は間引きしても意味ナシ!?間違った電気代節約術

照明で電気代を節約する方法として、間引くという方法があります。

2011年の東日本大震災直後は電車やオフィスなど至る所で間引かれた電気を見かけました。

最近はあまり目につかない印象を受けますが、自宅で照明を間引いて電気代を節約しているという方もいるのではないでしょうか?

 

照明の間引きの節電効果は?

照明を間引いて単純に照明の数を減らせば必ず節電になる。

そう思いがちですが、照明を間引いても節電にならない場合があります。

 

照明がなくても通電している場合がある!

節電になる場合とならない場合の違いは何でしょうか?

照明器具の形式によっては蛍光灯などの照明がついていてもついていなくても、電源をつけた段階で通電するような仕組みになっているものがあります。

これは、着けている照明に影響が出るのを押さえる理由や、安全性の理由によるものです。

 

どんな照明だと節電効果があるの?

丸管蛍光灯

出典:http://item.rakuten.co.jp/alllight/c/0000002790/

一般家庭に多く見られる蛍光灯の形ですね。

この形の蛍光灯を間引いた場合、節電効果はあるのでしょうか?

 

残念ながら節電効果はありません。

このタイプの蛍光灯には「安定器」という装置がついているために、蛍光灯がなくても、通電するようになっています。しかも、場合によっては蛍光灯がない方が、消費電力が多くなってしまう可能性があります。

蛍光灯を間引くのではなく、スイッチの操作で暗めの設定にした方が電気代の節約につながります。

 

直管蛍光灯

出典:http://item.rakuten.co.jp/alllight/c/0000002790/

オフィス等に良く見られるタイプですね。

この形の蛍光灯を間引いた場合、節電効果はあるのでしょうか?

 

この場合は節電効果が現れることがあります。

しかし、器具によっては丸管蛍光灯と同じように蛍光灯がなくても通電してしまったり、ひとつ蛍光灯を外したことによって全部の照明が消えてしまったりするので注意が必要です。

 

白熱電球

一般家庭でも良く使われている白熱電球ですが、このタイプは間引くと節電できるのでしょうか?

白熱電球の場合、丸管蛍光灯と違って「安定器」が付いていないので、見た目通り節電ができます。

 

 

蛍光灯や電球を間引くと見た目では電気を使っていないようになります。

しかし、実際は通電していて普通に使っているよりも電気代が高くなってしまうなんてこともあり得ます。

電気代の節約になるものならないものの判断は一般の人には難しいというのが実情です。

なんとなくで間引いてしまうよりも、蛍光灯や電球をLEDに変えた方が節約になったりするので、検討してみてはいかがでしょうか?

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