最近多く目にする様になってきた洗濯乾燥機ですが巷では電気代が高くかかると噂になっていると聞きます。実際に電気代がいくらかかっているのでしょうか。
ドラム型vs縦型
ただ、最近洗濯機で流行りのドラム型と縦型でも電気代が違いますしこの2つで何よりも違うのが乾燥容量の差です。洗濯容量は同じく9kgに対しドラム型は乾燥容量が6kgが一般的、縦型は4.5kgしか乾燥容量がありません。
ただ今回は電気代についてお伝えしたいので容量に対しての効率は度外視したいと思います。それぞれについても電気代を試算してみます。
では、メーカーが示す消費電力量と乾燥にかかる時間に電気料金(関西電力が示す22円で試算)を乗じてどの方式が一番お得なのか考えてみましょう。
縦型洗濯機
縦型洗濯機はヒーター方式という乾燥方式を用いており、概ね190分の乾燥時間で消費電力は1.95kWhでした。これに電気料金を乗じて42.9円となります。
ドラム式洗濯乾燥機
続いてドラム式洗濯乾燥機ですが、ドラム式は乾燥方式が2パターンあり、縦型と同じくヒーター方式とヒートポンプ方式というものがあります。ヒートポンプは最近省エネに有効として名前を聞いたことがある人もいるかもしれません。
電気代を試算してみるとやはり省エネで一番安い結果となりました。ドラム型ヒーター方式は1.8kWhで150分かかりますので39.6円となりヒートポンプ方式は600Whで150分程度とずば抜けて消費電力量が少なく、電気代は驚きの13.2円という結果になりました。
つまり・・・
ドラム型のヒートポンプ乾燥が最もおすすめ!
ここまで、読んで、「意外と電気代かかってる!じゃあ、乾燥機の使用を控えよう!」と思われる方もいるかもしれません。そんな方に、乾燥機のメリットをご紹介したいと思います。
メリット①やはり時間の短縮が一番
電気代がかかっても洗濯乾燥機を使ったほうがいい理由
それは干すという時間を省くためではないでしょうか。
電気代がかかるといっても余裕でペイできる程度の出費です。
仕事は待ってくれないので、そこを天秤にかけると洗濯乾燥機を使うことを選ぶのではないでしょうか。
大半の理由はこちらになるかと思いますが、他にもあります。
メリット②外干しでアレルギー物質が付着するのを防ぐ効果も
ニュースでも言われることが多くなった花粉やPM2.5、これが原因でアレルギーを起こす人が年々増えていっています。
室内干しが出来る家でなければ外で干すしか無いですしそれでアレルギーが出てしまうという悪循環が起こります。
これを避けるためにも電気代がかかってでも洗濯乾燥機を使うという価値はあると思います。
アレルギーが出ることで病院に行かなければいけない手間や金額を考えると電気代の方が安いのではないでしょうか。
他にも天気を気にしなくてもよかったり、真冬など、季節的に乾きにくい時期や梅雨のジメジメして洗濯物がにおいやすくなる時期など。
早めに乾いて欲しいものがあるとき電気代がかかってでも洗濯乾燥機を使う理由になると思います。
お子様がいる家庭となると汚れ物が増えに増えて洗濯が追いつかなくなる時が多々あり、そんな時に電気代を引き換えに乾燥機を使うという方もいるのではないでしょうか。
電気代がかかっても洗濯機を使ったほうがいい理由については、ライフワークによるメリットが大きくなるから、という結論に落ち着きそうです。では次に、おすすめの節約術をご紹介します。
節約のポイントは・・・ずばり「フィルター」!
ドラム式の洗濯乾燥機を長く使用されている方ですと「フィルターを掃除してください」とエラー表示がされているのを見たことがある方は少なくないと思います。
ですがこの表示、表示されていても特に洗濯乾燥機が使えなくなるという事ではありませんので無視してそのまま使用たという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかしこのフィルターを掃除してください、というエラー。表示されるのには訳があるんです。
たかがフィルター掃除、と思われるかもしれませんがこの掃除をこまめにするのとしないのとでは洗濯乾燥機の使用頻度にもよりますが月にしておよそ1000円程の差にもなるのです。
月に1000円、となると年間にしておよそ1万円以上の節約になりますのでなかなか無視できない数字ですよね。
またフィルターだけではなくフィルター奥にダクトと呼ばれる所があり、そこにホコリが溜まることでエラーが表示されることも多くあるそうです。
フィルターを外したうえで掃除をするという事になりますのであくまで自己責任となりますがこのフィルター奥を掃除する事でも電気代を節約することが出来るかもしれません。