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電気自動車~次世代の乗り物~

電気自動車

平成26年3月末の日本の自動車保有台数(乗用車、貨物車、乗合車、特種車、二輪車)は8千万台数を超えています。

単純計算で成人の5人に4人は車を所有していることになり、おそらく日本に住んでいて、車に乗ったことのない人などいないだろうと思います。

それほど現在の我々の暮らしと車は切っても切り離せず、各メーカーがエコな車作りに邁進せざる負えないのも頷けます。

そんな中ガソリンを使わず、電気だけで走る電気自動車の販売が開始しました。今回はそのまだ我々の生活に根付ききっていない、電気自動車を紹介したいと思います。

 電気自動車

電気モーターを動力源とする電気自動車は、車載電池から得る電池式電気自動車と走行中に電力を外部から供給する架線式電気自動車と大きく2つに分けられます。

電池式電気自動車は、外部からの電力供給によって二次電池(蓄電池)に充電し、電池から電動機に電気を供給する二次電池車が一般的です。

車両自身に発電装置を搭載している例としては、太陽電池を備えたソーラーカーや、燃料電池を搭載する燃料電池自動車があり、2014年にトヨタから発売されたことで有名です。

今回は電池式電気自動車の中の最も一般的な二次電池式電気自動車について詳しく説明します。

 

先述したとおり、車体に電気プラグを繋いで充電可能な二次電池をエネルギー源とし、その電気で電動機を回して走る自動車です。

いままでは電池であの大きな塊が動くことなど不可能だと思われてましたが、近年三菱・i-MiEVや日産・リーフなどリチウムイオン電池を搭載した高性能な電気自動車が順調に販売を伸ばしており、2011年累計ではそれぞれ2290台、10310台販売されました。

電気自動車の長所としては、ガソリンに比べて安価(ガソリンが1kmあたり15円ほどかかるのに比べて、電気では1kmあたり1円ほど)、100V電源さえあれば一般家庭でも充電可能、走行時のCO2やNOxの排出がない、また電気自動車に蓄えられる膨大な電力を停電が発生した際の緊急用の電源として期待できる(一般家庭で使う2日分相当)が主にあります。

それに対して短所は、従来のガソリンスタンドでのエネルギー補給に比べて、圧倒的に時間がかかる(100Vで14時間、急速充電器でも20分)、電池が高価である、暖房使用時に航続時間が短くなる、などの致命的なものが多いです。

まだまだ電気自動車の普及には時間がかかるかもしれないですが、昨今のテクノロジーの進化を考えれば、そう遠くない未来に現在浮き彫りになっている問題点をクリアした夢のような自動車ができていることに期待してしまうのは私だけではないでしょう。