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業界別の節電 ~店舗編

有名ブランド店やレストラン、コンビニエンスストアなど様々な小売店が含まれる店舗での節電において重要なのは、適切な照明と冷暖房の設定です。

◆まずは照明の見直し
「JIS照度基準」というもので店内の最適な照明の明るさが定められていますが、多くの店舗はこの基準値の3倍近い明るさのようです。
商品用スポットライトに白熱電球をしている店舗も多いですが、明るすぎる店内では本来の力を発揮できません。
更に白熱電球が発する熱によって冷房の負担を増してしまう可能性もあります。
この問題はライトをLEDに変えることで熱の発生が抑制されるため解決されます。
まずは明るすぎる照明を見直し店舗全体の照明量や配置を再考することから始めましょう。

◆冷暖房を推奨温度に近づける
大多数の店舗における冷房の設定は26℃です。これを15%節電達成のための推奨温度である「28度」暖房なら「20度」へスライドしていきましょう。
いわゆるオフィスビルとは違い、人が短時間で入れ替わる店舗ビルでは、一番問題となるのが冷暖房効率の悪さです。
そのため冷暖房の温度も推奨温度から離れがちですが、従業員のクールビズ、ウォームビズの徹底化なども取り入れつつ推奨温度の設定を心がけましょう。

◆窓ガラスを断熱効果のあるものに
通常店舗の窓ガラスの厚みは6ミリ程度です。夏場はこのガラスを通して入ってくる太陽の熱による冷房負荷がかなり大きくなります。
ガラス自体を断熱効果のあるものにしたり、シートや塗料などの断熱アイテムを利用したりして、窓からの熱量をカットしましょう