11月25日付けで、東京電力はUSENと提携を基本合意したと発表しました。
提携の内容は?
6月10日から提携合意に向けて調整を行ってきた2社ですが、5か月以上の協議を経て今回の提携締結に至りました。
電気と有線放送のセット割が軸
有線放送とのセットが基本なので、一般家庭というよりは店舗や小規模事業者などが対象となる提携のようですね。
事業者なのに、低圧電力?
2016年の電力小売全面自由化に際して、電気の契約にまつわる様々な用語が報道に使われています。
事業者と言えば、高圧電力や特別高圧電力を使っているとイメージしてしまいがちです。
しかし、高圧・特別高圧電力は工場などの大規模に電力を消費する事業社向けのものです。
これは、低圧のように、プランがあって基本料金が決まっていてと言うような契約体系とは異なります。
最大需要量に合わせた契約体系になっています。
今回の東京電力とUSENのセット割の対象になる店舗や小規模事業者は分類上は一般家庭と同じ低圧電力になります。
対象が有線放送の利用者のみなので、対象になる契約数自体は少ないのかもしれませんが、業界最大手同士の提携なので話題性は高くなっています。
月額での課金になるサービス同士の提携なので、親和性は高い提携と言えるのかもしれません。
東京電力は今後も様々な業界の企業との提携が予定されています。
電力自由化による影響が最も大きいと言われている首都圏、特に東京での地盤固めが今後も重要になるでしょう。
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