東京ガスが一般家庭向けに行う電力販売で通信会社など12社と業務提携することが明らかになりました。ガスと電気、光回線のセット割など契約内容によって割引額が大きくなる「トリプル割」を設けて、首都圏を中心とした人口が集まる首都圏での営業を強化していくようです。
東京ガスの取組
東京ガスは、「お得」「安心」「簡単」の3つの価値をユーザーに届けるとして、異業種との提携を進めていました。電気を販売するために必要になる「小売電気事業者」としての登録も11月24日に済ませており、TVCMなど一般家庭向けにプロモーションも開始しています。
東京ガスが本気になる理由
東京ガスが連合結成。ガス会社が本気になる電気市場。でも記載しましたが、東京ガスが今回の電力市場に本気になっている背景としては、「2017年の都市ガス自由化」「オール電化の普及」が大きな理由として挙げられます。今回の通信事業者との連携前には、東京ガスがガスを卸しているガス会社である5社と提携するなど、新規の顧客獲得および既存顧客の流出防止などの動きが活発化しています。
今後の電力市場
電気を運ぶために必要になる費用、託送料金(託送料金が決定!電力会社は電気料金プラン発表へ)が決定したことで小売電気事業者の料金プランが続々と発表されると予想されます。現在、電力市場に参入を発表している事業者には通信、石油、再生可能エネルギー系の企業など多種多様な企業があり、年明けにかけて大きく電力市場が動き出します。