電力市場への参入が注目されていた東京ガスが正式に家庭向けの電力販売を行うことを発表しました。電力販売を行うために必要な小売り電気事業者の登録申請書も経済産業省へ提出済みで、電気料金プランなどの準備を進めています。
ようやく正式発表された、一般家庭向けの電力販売
東京ガスは低圧の電力販売拡大に向けた取組として、3つの価値を届けるとしています。
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東京ガスが提供する電気料金プランとは
都市ガスの顧客に電力とのセット割引の提案や、インターネット光回線とのセット・ポイントサービスなど、多岐に渡るサービスとのセットプランの検討を行っているようです。
販売エリアと販売体制
東京ガスの発表によると、販売エリアは主に東京ガスの供給エリアを中心とした関東圏での販売からスタートするようです。販売体制は東京ガスライフバル・エネスタなど東京ガスグループによる自社販売と、卸先の都市瓦斯事業者や通信・情報サービスの事業者、住宅メーカーなど様々な事業者と提携し販路を広げていくようです。
電力の特設ページをオープン
東京ガスは電力販売のため、お申込み窓口体制の強化を行うことと、グループ全体の商品・サービスを伝えることを目的に電力サイトを東京ガスホームページ上に開設することを発表しました。2016年1月以降は、インターネットによる電気の契約申込も受付を開始する予定です。
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