東京における電気工事の申請方法
電気工事を行うのに欠かせない「電気工事士」という資格を皆様はご存知でしょうか?
東京において、電気工事を行う際には電力会社に対して電気を引き込むための申請が必要になっています。一般的な住宅などへの電気の引込申請に必要な書類は「低圧電気使用申込書」「施工証明書兼お客様電気設備図面」「竣工図面」の3つになります。これらすべてを提出しなければ電気の引込申請を受け付けてもらえません。
これら書類には、行った電気工事の内容、自主検査の結果、電気設備の配線系統など、電気を受電するために必要な内容を記載されています。電力会社はこれらの書類を参考にして該当地域の電気容量を算出し、地域における停電などの発生を防ぐ為に送電系統の変更や、送電容量の変更を行っているのです。もしも、申請内容が虚偽などによって過少申告された場合には大規模停電を引き起こす可能性もあり、周辺地域に大きな影響を与えます。社会的な損失も発生するため、問題が発覚した場合には受電者及びその建物の電気工事を行った工事会社に対しては巨額の賠償責任が発生し、電気工事会社に対しては業務停止や登録取り消しなどの厳しい行政処分が下されます。
そのようなことを起こさないためにも、電気の引込申請書類には行った電気工事の内容及び、使用機器など容量計算に必要な情報を全て記入しなくてはなりません。この申請書を記入し、申請を出すのがこの「電気工事士」の仕事となっています。そのため、東京で電気工事をしようと思う場合は、まず電気施工会社を通じて電気工事士の方に先程紹介した申請を出してもらう必要があるのです。