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木質バイオマスの新しい形

木質バイオマス

飯田市内にある娯楽施設の「かぶちゃん村」で6月2日に木質バイオマス発電が始まりました。

木質バイオマス発電の概要

従来の木質バイオマス発電は蒸気タービンを回転させて発電するのですが、燃料の木質チップを高温の熱で分解してガスを発生させた後に、ガスエンジン発電機で電力を作り出します。これにより小型の設備で高い効率を発揮できます。

 木質バイオマス発電の発電能力

この木質バイオマス発電は発電能力が360kWで発電効率は25%以上になります。さらにガス化と発電に伴う排熱を再利用すると、最大で80%までエネルギーの変換効率を上げることができます。

発電所の運転時間は1日24時間で、年間に330日を予定しています。最大出力の360kWを維持できれば、年間の発電量は一般家庭800世帯の電力使用量に値する285万kWhとなります。また2016年の10月からは固定買い取り価格制度を通じて売電することも計画しています。