昭和シェル石油の電力事業参画
昭和シェルの亀岡社長は、インタビューに応じ、来年4月からの電力販売事業に参入することを発表しました。
グループ傘下のプロパンガス会社を通じて、首都圏で電気を販売する予定です。
石油やガスと電気のセット販売の実施が提供サービスとして予想されています。
ガス会社の電力事業参画
首都圏には東京ガス、昭和シェル、JX日鉱日石エネルギーなど多くのガス関連の会社が参入する予定です。
しかし、首都圏の中でもまずは東京都内の顧客に対して電力を販売する予定の企業が多いようです。
こういったガス会社は電力自由化に乗じて、ガスと電気のセット販売を行うため、消費者は光熱費を抑えることが可能になります。
そのため、新電力市場で目立つ存在になることが予想されます。
しかし、東京電力も2017年度から始まるガスの自由化に応じて、電気とガスの併売を実施する予定です。
この動きは電力市場参入を宣言しているガス会社には大きな脅威となりそうです。
まとめ
昭和石油シェル・東京ガスを始めとした多くの電力会社が電力小売りに参入する、と宣言しています。
しかし、東京電力もガスと電力を併売することを発表すること、首都圏の多くのガス会社が参入することを考えると、
単純にガス会社のみが新電力市場で独り勝ちすることにはならないと思われます。
現時点で似たようなサービスを提供する会社が、多く市場に参入すればするほど、市場で勝つために各社各様の戦略をとっていくものと思われます。
参考:http://mainichi.jp/select/news/20150327k0000m020165000c.html?inb=ra