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日本の電力系統の特徴

日本の電力系統は他国と比べて特徴的です。

日本の電力系統の特徴

日本の電力系統の説明の前に電力系統について少し説明します。

電力系統とは

電力系統とは発電された電気が需要家(ユーザー)まで届けられるまでの過程を指します。

この電力系統を構成する設備は、
・電気を生産する発電所
・発電した電気を送る送電線
・電気を変圧する変電所
・消費者へ電気を送る配電線

の4つから構成されています。

日本の電力系統の特徴

日本の電力系統は他国と比較すると3つの特徴があります。

周波数

1つ目は、2種類の周波数に分かれていることです。

電力会社は、電圧の変換や発電機などの機器を製造しやすいと言う理由から「交流」で電気を供給しています。

交流は時間の経過に伴い電気の±が交互に入れ替わる特徴があり、東日本は1秒間に50回入れ替わる50Hz、西日本は60回入れ替わる60Hzの周波数となっています。

安定力

2つ目は、先進国でも突出した停電時間の少なさです。

これは各地域電力会社の送電線や配電線がループまたはメッシュに張り巡らされており、電力系統を構成する機器やシステムも含めてさまざまなバックアップがとられているためです。また、各地域電力会社間を結ぶ送電線や周波数変換所など地域間で電力を融通できる体制が整っていることもあります。

鎖国

3つ目は、欧米各国と異なり、他国と電力系統を接続していない事です。

したがって、他国の電力需給状況や停電の波及などの影響を受けず、安定した電力供給が可能です。

 

今後の懸念

将来、電力系統に接続する再生可能エネルギーの割合が増えてくると、周波数・電圧と言った電力品質の維持が難しくなると想定されています。

これは、再生可能エネルギーの発電量が季節や天候によって変動し、これが系統側の安定した電圧、周波数による電気の供給に影響を及ぼすためです。

スマートグリッドやスマートコミュニティは高品質かつ安定した電力系統を維持し、既存のエネルギーと再生可能エネルギーとのベストミックスを実現するための解決策としても期待されています。