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新電力に勝る最強プラン!関東在住3人世帯は東電の既存プラン!

電力自由化まで2ヶ月を切りました。まだまだどの電力会社に乗り換えようか決めていない方も多いと思います。
決められない理由として、新プランが多すぎて何がいいのか分からないというのが大きいのでは?
まだまだ知識の浅い方(関東圏)が4月から契約するべきものはずばり!

あせらず決めようよ、新電力

今年4月から電力の自由化が始まりますが、始まるだけで無理に乗り換える必要はありません。
従来の一般的なプランは2020年3月までは経過措置プランとして残されることになります。新規乗り換えによってお得なサービスを受けることができるプランがたくさんありますが、下手に乗り換えるよりもとりあえず東京電力の既存プランを継続するほうが今は得策かもしれません。

東京電力の既存プランと新プランを比べてみた!

既存プラン

*夜得プラン*
基本料金→1296円(6kVA以下)
電力量単価

時間帯 料金
昼間(~90kWh) 24.3円
昼間(~230kWh) 32.03円
昼間(231kWh以上) 37円
夜間(21時~5時) 12.48円

→21時~翌朝5時の時間帯で従量電灯B(6kVA以下で時間帯に関係なく使用量に応じた料金設定)より電力量単価が安く設定されている。昼間の単価はやや高めの設定だが、昼間働きに出ている夜型生活の家庭にオススメのプランになっている。

*半日お得プラン*
基本料金→1296円(6kVA以下)
電力量単価

時間帯 料金
昼間(~70kWh) 28.38円
昼間(~170kWh) 37.84円
昼間(~171kWh以上) 43.71円
夜間(21時~9時) 12.59円

→21時~翌9時までと、長い時間帯で電力量単価が安い。昼間外に出ていて、朝と夜に主に電力を使う共働き世帯にオススメ。

新プラン

*夜トク8*
基本料金(スマート契約)→210.6円/1kW
電力量単価

時間帯 料金
昼間(7時~23時) 32.14円
夜間(23時~7時) 20.78円

→既存の夜得プランに比べて時間が2時間遅めに設定されており、夜間の単価が既存プランよりもかなり高めに設定されている。また、過去1年間のピーク電力を基に基本料金を設定するスマート契約が取り入れられているため、基本料金を抑えることが可能になる。

*夜トク12*
基本料金(スマート契約)→210.6円/1kw
電力量単価

時間帯 料金
昼間(9時~21時) 33.76円
夜間(21時~9時) 22.55円

→夜トク8と同様のスマート契約。既存の半日お得プランと時間設定は同じだが、夜間単価が約10円高くなっており、既存プランに比べると割高だといえる。

比較結果

新プランはスマート契約が用いられているため、毎月の電気使用量を抑えていれば既存プランよりも基本料は大幅に安く抑えることができる。しかし、毎月電気を使いすぎてしまうと基本料が既存のプランと変わらない値段となり、夜間の単価が新プランは値上げされているために、結果的に割高になってしまう。

実際にどれくらい値段が変わってくるのか。得か損かを検証。

この上記の新旧4プランと通常の従量電灯Bプランで支払う年間電気代を3人世帯のケースで試算してみた。
従量電灯Bの年間使用量を基準に得か損かを検証!!リアルな数字を提示!

東電新旧4プランを従量電灯Bと比較(3人世帯)
モデルケース 従量電灯B 夜得プラン 半日お得プラン 夜トク8 夜トク12
50A契約/戸建て 年133,260円 年8851円得 年9983円得 年3084円損 年457円損
40A契約/マンション 年176,613円 年4129円得 年21,499円得 年4966円損 年1820円損

上記のモデルケースであると、新プランは損をしてしまうという結果になった。

契約アンペア数や使用電気量に関係なく、3人世帯の場合、新プランは両方とも夜間単位の値上げが響き、割高という結果になりました。既存の半日お得プランのほうが電気代の削減効果が高いという結果が出ました。新プランは両方とも夜間単位の値上げが響き、割高という結果になりました。

40A契約の半日お得プランでは、従量電灯Bと比べて年間2万円以上もお得であるということが判明しました。

来月末までに契約を!

東電の既存プラン(夜得プラン・半日お得プラン)は2016年3月31日で受付を終了してしまう。それまでに契約を済ませていれば4年間はこの既存プランのサービスを受けることはできる。
つまり、これからどんどん新しいプランがでてくる中で、無理に新しいプランを選ぶよりは、東電の夜間プランを生かせる3人世帯の家庭は東電の既存プランをとりあえず契約しておくのも手なのかもしれない。