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政府、夏の節電対策を正式発表

政府、今年も節電目標の発表は、なし。

政府は5/22に夏の節電対策について発表しました。
大枠では、今年の夏は政府主導で家庭や企業に対して、節電目標は設定しないものの、電力需給のひっ迫につながる可能性のある不測の事態に対しては各社で対策を促す、という結論になったようです。

政府主導での節電目標は設定しないものの、関西電力、九州電力の二社に関しては自主的に節電対策を実施する見込みです。
上記2社は、単独ではで安定供給に必要な供給量を確保できないためです。
関西電力、九州電力ともに以前は総発電量の40%ほどを原子力発電に頼っていました。
基本的に、原発再稼働ができないため、発電量が大幅に減少したためこのような事態に陥っています。

以上2社以外の一般電気事業者7社(沖縄電力を除く)では、必要な電力量を確保できると見込まれます。
なお、7社の供給予備力は5%~11%程度となっており、比較的余裕があります。

十分な電力が供給できないと見込まれる2社に関しては、自主的に節電目標を設定するものと思われますが、政府として節電目標を設定しないのは今年で3年連続となります。
来年以降、電力自由化が実施された後も、節電目標なく夏場冬場を過ごしたいものですね。