東京電力がソフトバンクとの提携を検討していると報道されたのは先月末。
まだ、記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。
しかも、docomo、auとの提携も模索しながらソフトバンクとの提携を決定したという内容でしたね。
東京電力と損保ジャパンの提携発表
今度は東電が保険とのセット割を検討している事が明らかとなりました。
東電の提携検討先は損保保険大手の損保ジャパン日本興亜ホールディングスです。
保険とのセット割を実施することでより安定的に顧客の流出を防ごうという思惑がありそうです。
実はこの提携、双方にとってメリットのある提携なのです。
東京電力のメリット
東電はその名の通り東京を中心として電力の供給を行っています。
したがって、東電の事業所は東京周辺にしかありません。
一方、損保ジャパン日本興亜ホールディングスは保険の大手なだけあって全国に営業所を構えています。
東電はこれらの営業所を生かして全国に展開することが容易になります。
損保ジャパン日本興亜ホールディングスのメリット
双方にとってメリットのある今回の提携。
損保ジャパン日本興亜ホールディングスにとってのメリットは何なのでしょうか。
保険も電気もどちらも一度契約すると何年にもわたって見直すことはありません。
そして、料金は月々の引き落としがメインです。
ビジネスモデルの似た電気事業と提携することによって損保ジャパン日本興亜ホールディングスとしても顧客の流出を防いだり、新規顧客の開拓ができると見込んでいます。
様々な業界との提携の発表が相次ぐ東電ですが、各企業がいよいよ電力自由化に向けて動き出している表れと言えるでしょう。
参照元:http://mainichi.jp/select/news/20150519k0000m020137000c.html