蛍光灯の照明コストを抑える方法として、じわじわと話題になっているのが「アルミホイル」を使った節電テクニック。ちょっと地味に感じるかもしれませんが、手近な道具で、目に見える効果が得られるとの評判です。小さなことから照明の電気代を抑えたい…そう思っている方、ぜひご一読ください。
蛍光灯から上に向かう光、ムダになっているのでは?
蛍光灯の管は断面が丸く、上下左右、360°全方向に向けて光が放たれるつくりになっています。でも、実際に蛍光灯で照らしたいのは、上にある天井ではなく、横や下方向のみ。上に向かっている光は、いわば「浪費」になってしまっていたわけですね。蛍光灯の背景には、白い反射板がついていることもありますが、あくまで気休め程度のものです。天井を見上げてみると、蛍光灯照明の周りに、もったいない光の余りが漏れて広がっているのがわかります。
アルミホイルで、逃げていた光を逃さず反射
この上方向に逃げていた光を、できる限り反射させて下方向へと届けるのが、アルミホイル節約術のポイントです。アルミホイルを貼り付ける場所は、傘付きの明かりなら傘の内側、白い反射板がついているなら、反射板の表面です。この時、アルミホイルにシワが多いと、光があちこちに散乱して効果が減ってしまいますので、丁寧に伸ばしながら貼るようにしましょう。貼り付けにはセロハンテープが使えますが、電極の近くや蛍光灯の真後ろなど、高熱になる箇所には貼らないようにしましょう。反射板を照明機器から一度取り外し、少し大きめにアルミホイルを切って、反射板のフチをくるむような形にすると、熱の心配が少なく、貼り付けもキレイに仕上がります。
アルミホイルをシワなくまっすぐに仕上げれば、明るさが30%ほどアップするとのこと。その分、消費電力の少ない蛍光灯を使用して、お得に明るくお部屋を照らしてみてはいかがでしょう。
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