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小型冷蔵庫は普通の冷蔵庫より省エネ?

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家電製品の多くは、サイズが大きくなるにつれて、消費する電力も大きくなります。例えば液晶テレビでは、20型よりも50型のテレビの方が消費電力は大きいのが通常です。蛍光灯でも電気カーペットでも、おおむね同様のことが言えます。しかし、この法則に当てはまらない家電製品もあることをご存じでしょうか。

小型よりも大型の方が電気代が安いことがある製品、その1つが冷蔵庫です。

例えば、ある大手家電メーカーの6ドア、510 Lの冷凍冷蔵庫は、年間の電気代目安が4,590円になっています。同じメーカーの2ドア、138 Lの冷凍冷蔵庫の電気代目安は、前述の製品より小型なのに、年間7,560円と表示されています。

なぜ、このような電気代の逆転現象が起こるのでしょうか。その答えは省エネへの取り組みにあります。小型の冷蔵庫は製品の販売価格が安く、省エネ性能にあまりコストがかけられていません。それに対して大型の冷蔵庫は、販売価格も高く、省エネのためにさまざまな工夫が施されている製品があります。

断熱材には従来のものよりも断熱効果が高い、真空断熱を採用

真空断熱を使っている冷蔵庫などが代表例としてあげられます。また、センサーで状況を判断して、冷気のコントロールを行う機能を搭載する製品もあります。庫内を冷やすために動かすコンプレッサーも、より効率の良い物を搭載して、省エネ性能を高めている製品がありますね。

このように、冷蔵庫の電気代は、一概に小型の方が安いとは言えない状況にあります。電気代の安い製品を選びたいのであれば、カタログなどで年間消費電力を比較して選ぶことをおすすめします。