エネファームとは、水素と酸素から熱と電気を作り出す家庭用燃料電池です。
名称はエネルギーとファーム(農場)に由来しています。
自分で使うエネルギーは自分で作る、自給自足の物語がそこにはあります。
エネファームは都市ガスやLPガスから水素を取り出し空気中の酸素と化学反応させることによって電気を生み出します。
更に、発電の際に発生する熱を棄てずにお湯を作り出すのです。
電気と熱、二つのエネルギーを利用するという構造はコジェネレーションそのものですね。
エネファームが作り出した電気とお湯は家庭用に余すことなく使われます。
電気は照明や家電製品に、お湯はキッチンやお風呂に。
エネルギーを作る場所と使う場所が一体化しているからこそ無駄のないエネルギー配分が可能となるのです。
エネファームを1年間家庭で使用すると石油やガスの一次エネルギー使用量は23%削減、CO2は38%も排出を抑えることができます。
エネファームによって1年間で削減されるCO2は1,330kgにも上り、これは2,460㎡の森林が吸収する量に相当します。
更にエネファームのリモコン画面には稼働中の発電量やCO2の削減量が数字で分かりやすく表示されます。
そのおかげでエコに貢献している、という実感も持ちやすいのではないでしょうか。
以上、次世代の技術を駆使したエネファームの紹介でした。