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夏本番までに知っておきたいエアコンの節約術!

「2016年の夏は猛暑」というニュースを見た方もいらっしゃると思いますが、これから夏本番ですね。今年の夏は非常に暑いみたいです。そんな中、私たちの頭を悩ますのが、エアコンの電気代ではないでしょうか。夏場にだけ電気代が通常月の2倍になる家庭があるように、夏場の電気代はバカになりません。最近、どんどん省エネタイプの家電が増えてきており、以前ほど気にしなくなった方も増えて来たと思いますが、今回はエアコンの買い換えから節約・節電ポイントをまとめてみました。

エアコンの買い替え基準は?

古いエアコンを新しいものに買い替えた方が節電する事ができると言う事が分かっても、買い換えのタイミングって難しいですよね。エアコンの買い換え目安と言われている期間は10年です。10年前のエアコンと最新式のエアコンを比較した場合、1時間あたりで4円の差が生じると言われています。たかが、1時間4円程度と思うかも知れませんが、夏場の3か月間を、フルで使った場合、この差は大きな違いになってきます。その為、よくエアコンを使う人ほど、10年を目途に買い替える事で、節電を行う事ができるのです。

特に買い替えをお勧めするエアコンとは?

10年前のエアコンを目途に買い替えをお勧めしましたが、実際10年ぐらいだと、まだまだ使えるエアコンも多く買い替える事に勇気が出ない人も多いと思います。無理して買い替える必要はないですが、そのエアコンが15年以上も前の場合、話は違って来ます。15年以上も前の場合、最新式のエアコンと比較すると、その電気代の差は倍近く違うと言われています。15年以上前のエアコンを最新式のエアコンの買い替えた場合、年間で2万円前後節約できると言うデータもあります。その事から考えれば、決して安くはないエアコンでも、買い替える事で大きなメリットを得る事ができる場合もあります。

 

短時間の外出・部屋を離れる場合、電源はそのまま?

エアコンは、初期動作に大きな電力を使うと言われています。エアコンは、起動時に設定した温度まで一気に下げようとするため、起動時に一番多くの電力を消費し動き出します。その後、設定温度になれば、後はその温度を保つ程度にしか運転しない為、その後の電力は、あまりかからないと言われています。その為、節電を考えるのならば、なるべく、設定温度を維持し続ける事が大切なのです。その為、短時間の外出や部屋を離れる程度ならば、電源はオンのままの方が節電効果を得る事が可能になっています。

節電効果の高い運転設定は?

エアコンには、冷房や暖房の他、除湿設定など多くの機能が付いています。特に暑い日に節電しながら、エアコンを使用したいと思った際、冷房にするか、除湿にするか迷う人も多いのではないでしょうか。冷房機能は、読んで字の如く空気を冷やす機能です。除湿機能とは、温度は下げないまま湿度だけを取り除く機能になっています。一見、除湿の方が節電する事ができるように思えますが、実際、そうとは言えません。特に再熱除湿の場合、冷房よりも電気代が必要になるため、注意が必要です。反対に同じ除湿機能でも、弱冷房除湿の場合は、冷房よりも若干、節電効果を得る事ができる為、節電という観点から見るとおすすめと言えます。

 エアコン以外の家電を頼る

エアコンを少しでも節約したいと思う場合は、他の家電に頼る方法もお勧めです。一見、新たな電気代が必要になってくる為、節電効果がないようにも思えますが、そんな事はなく、十分な節電効果を期待できます。

サーキュレーターの利用

エアコンを節電する為におすすめなのがサーキュレーターの利用です。サーキュレーターは、室内の空気を循環させる事ができる為、冷たい空気や暖かい空気を部屋中にまんべんなく広める事ができるようになっています。その為、設定温度を少し下げても、気にすることなく過ごす事ができ、結果、節電につなげる事が可能です。ただし、サーキュレーターを使う際は、置き場所がポイントです。冷房時、暖房時共に天井に向けて使用します。そうする事で、空気が循環されエアコンに頼る必要はなくなります。

サーキュレーターがない場合

サーキュレーターが良いとは知っていても、わざわざ、買うのはちょっと。。。と考えている方は、自宅にある扇風機でも利用する事も可能です。エアコンと一緒に扇風機を使うだけでも、設定温度を下げる事が可能で、冷房の場合、1度設定温度を下げれば、扇風機を使う方が電気代が安いとも言われています。また、サーキュレーターのように空気を拡散したい場合は、少し効果は薄いものの、頭を振り天井に向けて扇風機を回す事で、少しは、サーキュレーターと同じ効果を期待する事は可能です。しかし、元々、風を送る仕組みが違う両者の為、やはり、空気を拡散したい場合は、扇風機ではなく、サーキュレーターを使用する事がお勧めになってくると言えるのです。

 

エアコンの温度設定を上げること

1度違うだけでも、節電効果を高めることができるとされるので、設定している温度よりも、少し引き上げるようにしてみましょう。家庭用では26度前後に設定することで快適に過ごせますし、節電効果を高めることができます。涼しくしたいからといって、急激に設定温度を下げてしまうことはエアコンに過度の電力を使わせることになり、節電効果を高めることができません。

 

フィルターの掃除をして綺麗にする

あまり設定部分とは関係ないことですが、フィルターが詰まっていると、風の強さが弱いままとなってしまい、あまりいい状態で風を出すことができません。また、汚れたものがそのまま放出される可能性がありますので、非常に体に悪い状態となります。フィルターを掃除することは、健康のためと節電の両方を兼ねることになります。

フィルターが綺麗になっていれば、ちょっとした電力で風邪を送り出すことができて、フィルターの詰まりによって電気代を余計に使わない効果もあります。節電を考えているなら、使う前にフィルターを綺麗にすることはもちろんのこと、定期的にフィルターを外して、綺麗に掃除をしてください。億までしっかり綺麗にしておけば、エアコンの状態も良くなります。

 

室外機の点検もしておこう

エアコンを取り付けると、必ず室外機も一緒に取り付けることとなります。この室外機についても、電気代の節約には非常に有効な部分であり、綺麗にしておけばそれだけ電気代を抑えることができます。節電のためには、室外機の回りには何も置かないようにすること、草が生えているようなら刈り取ってください。

室外機は、回りになにか余計なものがあると、熱が溜まりやすくなってしまい、これが電気代に影響することもあります。余計なものを置かないようにすること、使っているときは周りに何も置かないようにして、室外機の効果を最大限に発揮させるようにしてください。エアコンを使うときは、外に付けられているものも点検して、電気代に支障をきたすものが無いことを確認してください。