電気は電圧が高いほど送電ロスが少なくなるため、発電所で作られた電気はなるべく高い電圧で消費地の近くまで送電し、そこで電圧を下げてから使用することが望ましいとされます。
電力系統において電圧を変換する場所を変電所と呼びます。変電所のもう一つの役割は、電気の流れを集中し、分配することによって落雷などによる停電被害を部分的なものに抑えることができる点です。尚、最高電荷が50万Vの変電所から15万4,000Vの一時変電所までを総称して送電用変電所と呼び、一般の顧客に6,600V以下で送電する変電所を配電用変電所と呼んでいます。