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変圧器の仕組み・3

変圧器

その2に引き続き

変圧器の仕組み

変圧器の原理を測定に使う変成器(VTとCT)とは

送電線や配電線に関係する電力設備で高電圧や大電流を測定する場合、電圧や電流が大きすぎて、そのまま電圧計や電流計などの測定器を使うことには困難があります。
このような場合には電圧や電流を適当な大きさに変えてから電圧計や電流計に加えて、もとの大きさがいくらあるかを換算して測定します。この装置を計器用変成器といいます。
計器用変成器には、電圧を測定するための計器用変圧器(VT)と、電流を測定するための変流器(CT)がありますが、いずれも変圧器の原理を応用した測定器です。

『高電圧を低電圧にして測定するVTの役目』

計器用変圧器(VT)は、高電圧の電線路の電圧を低い電圧に変えて、電圧計や電力計などの測定器を動作させる役目をします。
VTの原理は、一次側を測定しようとする高電圧回路に並列に接続します。二次側に現れる低い電圧を測定器で読み取り、一次側の電圧と二次側の電圧の比から、一次側の電圧の大きさを判定します。

『大電流を小電流にして測定するCTの役目』

変流器(CT)は高電圧の電線路に流れる大電流を小電流に変えて、電流計、電力計、周波数計などの計器を動作させる役目をします。
CTの原理は、一次側は測定しようとする大電流が流れている回路に直列に接続します。
測定器はCTの二次側に現れる小電流を測定し、変流比(一次電流と二次電流の比)によって一次電流の大きさを判定します。

また、CTは遮断器(事故の際などに安全のため、自動的に電気回路を開く)の動作をさせるための信号を送る働きもします。
計器用変圧変流器(VCT)と言う設備がありますが、VCTはCTとVTを一つにまとめたもので、電力量計に接続し電力会社が供給する電力の使用電力量を測ることなどに利用しています。