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冷蔵庫、エアコンやこたつ!大型家電の正しい処分方法と金額、注意点について!

皆様は大型家電が壊れると生活に困りますので、早急に買い替えをすると思います。その後に出てくる問題が、壊れた家電をどうやって捨てるか?ということでしょう。

可燃ごみのように日常的に出すものではありませんから、捨てるにも悩むものです。

また、正しい捨て方、誤った処分の仕方がありますので注意も必要です。

ここでは粗大ゴミとなる家電の見分け方と大型家電を処分する上で、正しい方法と注意点を紹介していきます。

粗大ゴミとなる家電の見分け方?

粗大ごみ扱いになるサイズは市町村によって異なります。例として、

このように粗大ごみ扱いになるサイズは市町村により大変異なります。

例えば40リットル程度の指定袋に入る電子レンジの場合、市町村によっては粗大ごみになったり、不燃ごみになったりします。
そのため、処分予定の家電が粗大ごみになるかどうかということについては、お住まいの市町村に確認が必要です。

よって大型家電を捨てようと決断した時に、一番最初にやることは市町村に「粗大ごみ」になるのか「不燃ごみ」になるのかを確認することです。

大型家電の正しい処分方法は、大まかに3つあります。一つずつ紹介していきましょう。

販売店に引き取ってもらう

家電が壊れたために購入する場合は、使えなくなった家電を引き取るサービスを提供している販売店が数多くあります。多くの方は利用したこともあるでしょう。
新しい家電を購入すると同時に、古い家電を処分することができますので、最も手間のかからない方法といえます。

なお、処分に費用が発生する場合があります。申込みの際、販売店に確認してください。

特定品目 国内主要メーカーのリサイクル料金 収集・運搬料金
テレビ(15型以下) 1,700円 +1,000円~
テレビ(16型以上) 2,700円
冷蔵庫(170リットル以下) 3,400円
冷蔵庫(171リットル以上) 4,300円
洗濯機 2,300円
エアコン 1,300円

参照:ケーズデンキ

市町村のごみ収集に、粗大ごみとして出す場合

市町村のごみ収集に、粗大ごみとして出す方法もあります。一般的な処分方法の一つといえるでしょう。この方法について解説します。

収集しない家電の品目があります

家電リサイクル法対象の家電やパソコン、パソコンディスプレイについては、収集しない市町村が多いです。

また、市町村によっては電子ピアノや電子キーボード等、収集しない品目を定めている場合もあります。
まずはお住まいの市町村に確認してください。

金額目安

以下は大まかな目安です。市町村ごとに異なりますので、必ず事前に確認して下さい。

品目 金額
オイルヒーター 700円
オーディオ機器(単体のもの,カラオケ・スピーカー以外) 300円
ガスコンロ 300円
こたつ(家具調) 700円
こたつ板 300円
照明器具 300円
除湿機 300円
食器洗い乾燥機 1,000円
ストーブ(ファンヒーター) 700円
ストーブ(ファンヒーター以外) 300円
扇風機 300円
掃除機 300円
電子レンジ 300円
ビデオデッキ 300円
プリンター(高さ20cm以下) 300円
プリンター(高さ20~30cm) 700円
プリンター(高さ30cm以上) 1,000円
ミシン(卓上式) 700円

捨て方は?

お住まいの市町村により、3種類の方法があります。一般的には、「個別収集」と「ごみ処理施設への直接持ち込み」のどちらかを選べる市町村が多いでしょう。

(1)収集曜日が決まっている場合

一部の市町村では、燃えるごみや燃えないごみ等と同様に、収集曜日を決めて回収しているところがあります。この場合は事前の予約等は不要ですので、収集日の決められた時刻までにごみ集積所へ持って行きましょう。

(2)個別収集

現在、ほとんどの市町村が採用している方式です。

各市町村には、粗大ごみの処分を受け付ける電話番号が用意されています。捨てる大型家電が決まったら、まず電話をして、回収日を決めましょう。また、インターネットで申し込める市町村もあります。

回収日が決まったら当日の排出場所と回収料金が示されますので、粗大ごみ処理券をコンビニ等で購入します。市町村によっては、ごみ処理券を市役所やスーパー、金融機関等で販売している場合もあります。
なお、誤って事業者用のごみ処理券を購入しないようにしてください。

粗大ごみ処理券を購入したら、必要事項を記入します。

回収日になったら指定された排出場所にごみを出し、粗大ごみ処理券をわかりやすいところに貼っておくと、あとは回収してくれます。粗大ごみ処理券は一度貼ると貼り直しできませんので、注意してください。

排出場所は基本的に屋外となりますが、一部の市町村では一人暮らしの高齢者等の場合、屋内に入って持ち出せる場合があります。詳細については市町村にご確認ください。

(3)ごみ処理施設への直接持ち込み

多くの市町村では、ごみ処理施設への直接持ち込みも受け付けています。料金はその場で払うことが多いです。
事前に電話連絡が必要なところ、品目によって持ち込み場所が分かれている場合もありますので、詳しくは各市町村に確認してください。

引っ越し等の場合

引っ越し等で多量にごみが出る場合は、市町村が許可する一般廃棄物処理業許可業者に引き取りを依頼することができます。許可業者は市町村によって異なりますので、予めご確認ください。
また、処分料金は許可業者に確認が必要です。

家電リサイクル法が適用される家電

家電リサイクル法が適用されるテレビ、エアコン、洗濯機、衣類乾燥機、冷蔵庫、冷凍庫については、指定された方法で処分する必要があります。
また、パソコンやパソコンディスプレイについては、小型家電リサイクル法に従って処分する必要があります。

詳しくは、別記事リサイクル対象家電の処分方法と見分け方をご参照ください。

大型家電の誤った処分方法

時々、「ごみを回収します」というチラシや「ごみを無料で回収します」という車が回ってくることがあります。これはほとんど違法と考えて良いでしょう。たとえ一般廃棄物処理業許可業者であっても、引っ越し等多量のごみが出る場合を除いては直接収集できません。

このような業者に依頼した結果

等の事例が、国民生活センターに報告されています。

依頼もしていないのに収集車がまわってきた場合はほぼ違法業者と考えられますので、利用しないようにしましょう。

まとめ~まずは、お住まいの市町村に確認を~

ひとくちに大型家電の処分といっても、多種多様な処分方法があります。

家電リサイクル法に指定されている家電やパソコン等については、処分方法はほぼ全国共通です。しかしそれ以外の家電の処分方法は、品目によって、また市町村によって大変異なります。

しかし、共通しているのは「適正な処分方法は必ず用意されている」ということです。

従って大型家電の処分方法がわからない場合は、お住まいの市町村のWebサイトで確認するか、市町村に確認しましょう。粗大ごみ回収をしてもらえる品目であれば、多くは1000円以内、高くても3000円程度です。

また市町村で収集しない家電については、どの業者に依頼すれば良いか教えてくれます。

無料回収車をうたって巡回する業者に引き渡すよりも、きっと安価な価格で引き取ってもらえるでしょう。