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冬の暖房といえば湿度が下がって乾燥するイメージがありますね。
特にエアコンの暖房を使うと乾燥が気になって…という方が多いのではないでしょうか。
そもそもなんで冬は湿度が下がるの?
冬になると湿度の低下が急に気になります。
加湿器を使用したりして湿度を上げる工夫をしている方も多いことと思います。
でも、なぜ夏は湿度が高くて、冬は湿度が低くなるのでしょうか?
その理由を知るカギは湿度の表し方にあります。
湿度は「%」で表します。
100%を限界値としてどのくらいの水分が空気中に含まれているのかを数値で示しているのです。
では、この100%の基準は何なのでしょうか?
もちろん全部水になっている状態を100%としているわけではありません。
100%は空気がその温度で含む事ができる最大の水分量を表しています。
湿度にも、絶対的な大きさを表すあ絶対湿度というものがあります。
これは普通にg単位で表します。
つまり、絶対湿度が同じでも、空気が含める事ができる限界の水分量が変われば湿度%は変わります。
一般的に温度が上がればこの限界量は増えます。
つまり、絶対的な水分量が同じでも温度が上がるだけで湿度は下がるのです。
これは、暖房にエアコンを使おうが、石油ストーブだろうが電気ストーブだろうが同じです。
電気代を節約したいなら石油ストーブより加湿器+エアコンがおトク!?
エアコンや電気ストーブを使うと乾燥が気になるのに、石油ストーブを使うと気にならない。
そんな印象を持つ方がいます。これは正しい印象です。
灯油やガスを燃焼させるタイプの暖房は燃焼と同時に水蒸気を空気中に放出します。
そのため、温度が上がっても同時に絶対湿度も上がるので、湿度の低下は感じられないのです。
電気代を節約したいなら
燃焼系の暖房はエアコンのように部屋の上と下で温度差が出たりなどの問題もなく、関気さえ意識的に行えばエアコンより快適に使う事ができます。
しかし、電気代はどうなのでしょうか。石油ストーブを使うのとエアコン+加湿器を使うのを比較するとどちらがおトクなのでしょうか。
エアコン+加湿器の電気代
エアコンの暖房の電気代は月間平均で3000円ほどです。
加湿器の電気代は月間2000円ほどなので、合計すると月間5000円ほどになります。
石油ストーブのコスト
石油ストーブは灯油代と電気代がかかります。両方を合計すると6000円ほどです。
こうして比べてみるとエアコン+加湿器の方が節約できるようですね。
石油ストーブは賃貸マンションでは禁止の所が多いなど注意が必要です。これを考えると節約もできて安全なエアコンと加湿器の併用をした方がよさそうですね。
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