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停電時のエレベーター

エレベーター

エレベーターは電気で動いています。

停電すると止まってしまいます。

自家発電によって非常時でも平常通り運行できるようになっているハイグレードなビルもありますがまだ一部に過ぎないのが実情です。

では、停電した時エレベーターの中にいる人はどうなるのでしょうか。

 

エレベーター内には必ず非常灯がある

停電が起きるとエレベーターは止まります。

それに合わせてエレベーター内の照明も消えてしまいます。

しかし、エレベーター内が真っ暗になることはありません。

停電して消灯するとすぐに非常灯に切り替わります。

この非常灯の設置は法律で定められているもので、年に1回の点検も義務付けられています。

非常灯はバッテリーで動くようになっているので停電時でも数時間の明かりは必ず確保されます。

また、外部の管理者との非常通話もそのバッテリーによって電源が確保されるので、外部と連絡が取れなくなるようなことはありません。

災害の規模やビルの管理体制にもよりますが、数十分後には必ず救出されるようになっているようです。

数十分間はエレベーター内に閉じ込められることになりますが、パニックにならず落ち着いて通報をすれば助かります。

 

エレベーターの停電時自動着床装置

最新のエレベーターには、バッテリーによる最低限の明かりの確保と非常通話以外に自動着床装置というものが備わっているものがあります。

これは、停電が発生した段階で一旦停止し、数十秒後に自動的に救出運転に切り替わります。

救出運転では、もっとも近い階まで安全に作動し、ドアが開き一定時間ドアが開いた後、ドアが閉まり運転を停止するというものです。

これは備え付けのバッテリーで動くものなので停電時でも安全にエレベーターを動かすことが可能なのです。

 

エレベーター内での停電。パニックになってしまいそうなシチュエーションですが落ち着いて行動すれば助からないことはありません。

無理やりドアをこじ開けようとしたり、外へ出ようとしたりする方が危険です。助けが来るような体制を敷くことが法律で決まっているので安心して救出を待ちましょう。