伊藤忠エネクスがNTTと連携して、電力と光通信のセット販売を実施予定。
伊藤忠エネクスは、電力を通信とセットにして販売に乗り出す予定です。
NTTグループから光回線を借りることで、割安な料金でセット割を提供します。この提携を通じて、東京電力ら、電力大手に対抗する見込みです。
伊藤忠エネクスは既存事業として、リフォーム事業や家庭に向けたLPガス販売事業を実施しています。
これら消費者向けの事業を通じ、電力と光回線のセット販売の営業活動を行っていきます。
伊藤忠エネクスは、前回の電力自由化(大口利用者に対する電力自由化)で既に電業界に参入しており、風力や太陽光を電源の中心として、オフィスビルなどに対して電力の販売実績があります。
その電源は20万kWにも上り、卸も含めた販売量は10億kWにも上ります。さらなる、供給拡大も目指しています。
関西電力と組んで宮城県に出力約11万キロワットの石炭火力発電所の建設を予定。
バイオマ発電所の立ち上げも計画しており、5年後に自社の発電能力を30万キロワットに高めようとしております。
以上のような動きを見せる伊藤忠エネクスに対し、東京電力はソフトバンクと提携し、光通信だけでなく、携帯とのセット販売、さらに、
電力を購入することでたまるポイントサービス(Pontaカードや、Tカードとの連携サービス)も提供する予定。
こういった強力な顧客囲い込み戦略を展開する東京電力から伊藤忠ネクサスが顧客を奪取することができるのか、伊藤忠ネクサスの今後の戦略に期待です。