伊藤忠商事(以下伊藤忠)は蓄電池を活用した節電サービス事業を行っている米国のGreen Charge Network社(以下GCN)に出資し、国内外に向けて蓄電池システムの取り扱いを開始すると23日発表した
GCNは蓄電池システムを遠隔から最適に監視・制御するソフトウェアを独自開発し有力顧客向けに節電サービス事業を展開している米国企業。
この蓄電池を利用した独自のシステムは顧客の需要に合わせピーク電力の大幅カットが可能となるもの。
GCNはコンビニや薬局などの小売、サービス業の他、学校や市役所など自治体の公共施設向けにも事業を展開しており、伊藤忠はこの分野に本格的に参入すると思われる。
伊藤忠は環境に優しいビジネスとして再生可能エネルギーであるリチウムイオン電池関連事業を推進している。
また、伊藤忠は今回の出資を通じて米国において事業を拡大すると共に、日本を含めた海外市場へ向けてソフト、蓄電池システムの販売を進めていく。
更に、金融、メンテナンスなどを絡めた蓄電池システムの新たなビジネスモデルの構築も検討中のようだ。
今回のGCNの事業に伊藤忠が調達するリチウムイオン蓄電池を取り入れることも視野に入れ、分散型エネルギー社会実現に向けて貢献していくとみられる。
http://www.itochu.co.jp/ja/news/2015/150423.html