特別高圧配電
特別高圧配電は、7千ボルト超の電圧によるものですが、電力の需要の伸びが大きい場合、供給力増強対策としては、配電電圧を上昇させることが有利です。 20キロボルト級配電とは、22キロボルト、33キロボルトをいいます。
20キロボルト級特別高圧配電は、大規模ニュータウンや農村部における距離の長い配電線の電圧降下を軽減するための対策として、あるいは都市部の超過密地域の負荷への供給力増強のために導入が進められてきました。
一般的に前者は、架空配電方式で、後者は地中配電方式です。特別高圧配電は三相3線式、中性点接地方式という方法で電力を供給しています。これは特別高圧のような高い電圧レベルになると、保安上の問題から接地しないわけにはいかないからです。