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乾燥機、ヒート乾燥とヒートポンプ乾燥の違いと電気代

乾燥機,電気代

梅雨の時期や天気の悪い日の洗濯で重宝する家電と言えば、乾燥機ですよね。便利に利用されているという方も多いのではないでしょうか。ところで、乾燥機の乾燥方式は、大きく2つに分けられることをご存じでしょうか。乾燥方式の違いは、電気代の違いとしても表れます。そこで本記事では、乾燥機の乾燥方式の違いと、それによる電気代の差について説明したいと思います。

乾燥機の乾燥方式の違いによる電気代の違いについて

まずは乾燥方式の違いについてです。乾燥機の乾燥方式は、ヒート乾燥(ヒーター乾燥)とヒートポンプ乾燥の2つに大別することが可能です。いずれも温風を発生させることと、洗濯物に含まれる水分を蒸発させて乾かすことに変わりはありません。しかし、熱を発生させる方法や、除湿の仕組みが異なっています。
ヒート乾燥の場合、ヒーターは空気を暖めるためだけに電気を使います。それに対してヒートポンプ乾燥は、熱交換によって除湿をしながら、発生した熱で空気を暖めます。そのため、ヒートポンプ乾燥で送風する温風は、ただ加熱されただけのヒート乾燥の温風に比べて、より乾燥した空気になります。これにより、ヒートポンプ乾燥は効率良く洗濯物を乾かすことが可能です。ヒートポンプ乾燥を採用した乾燥機は、ヒート乾燥の乾燥機よりも、電気代が安いことが特徴になっています。
ただ、ヒート乾燥の乾燥機の中にも、モーターなどから発生する熱を積極的に乾燥に利用することで、電気代の削減を図ったモデルが発売されるようになっています。どれくらい電気代がかかるかは、乾燥機の仕様に記載された消費電力量から推測することが可能です。乾燥機を買い替える際には、消費電力量にも注目して機種を選んでみてください。