今なお、熊本を中心に活発な地震活動が続いており、今月14日の夜から18日午前6時までに500回を超え、気象庁は、引き続き激しい揺れを伴う地震が起きるおそれがあるとして警戒を呼びかけています。今後1週間程度は激しい揺れを伴う地震に警戒するとともに、強い揺れや、これまでに降った雨で地盤がさらに緩んでいるとして土砂災害にも警戒を呼びかけています。まずは、身の安全を確保し、早い復興を祈っております。
鹿児島の薩摩川内原発に異常はなし
熊本原子力発電所に関する情報ですが、原子力規制庁によりますと、地震で揺れが観測された地域で、原発に異常は確認されていないということです。
九州電力の川内原発がある鹿児島県薩摩川内市では震度4、九州電力の玄海原発がある佐賀県玄海町では震度3、四国電力の伊方原発がある愛媛県伊方町では震度4、中国電力の島根原発がある島根県松江市では震度3をそれぞれ観測していますが、いずれの原発でもプラントの状態や周辺のモニタリングポストに異常はないということです。
17日以降、2万人態勢で救助活動へ
中谷防衛相は「本日、1万5,000人体制、そして明日以降2万人体制、さらに必要に応じて増強する内容の報告をした」と述べました。中谷防衛相は16日、熊本で相次ぐ地震を受けて、人命救助や生活支援を行うため、自衛隊を16日中に1万5,000人、また17日以降に、2万人態勢にする考えを示した。九州地方は、16日夜から雨や風など、天候の悪化が予想されることから、中谷防衛相は、「自衛隊の装備で、避難者が雨にぬれないよう対応したい」とするなど、自衛隊は、引き続き、陸海空の総力を挙げて、人命救助や生活支援を続けることにしている。