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一般電気事業者?電力小売事業者?新電力?PPS?続々と生まれる電力会社の種類

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2016年4月1日の電力自由化に向けて様々な準備が進められています。

そんななかでも分かりにくいのが、電力会社を表す表現。

自由化が実際に始まると俗称が普及する可能性がありますが、現段階での正式名称をまとめていきます。

電力会社の種類①:一般電気事業者

現在の電力会社のことです。北海道電力・東北電力・東京電力・北陸電力・中部電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力の10社です。

これまでは、独占的に電力供給を行ってきました。

基本的には、発電から送配電、電気販売まで一括して行っています。

発電事業と特別高圧・高圧電力の自由化はすでに実施されているので、一般電気事業者が100%全ての電気を発電、販売しているわけではありません。

電力を供給する一般電気事業者はなぜ10社なのか

電力会社の種類②:小売電気事業者

最近ニュースで良く目にする小売電気事業者とはどのような電力会社なのでしょうか?

その名の通り、電力の小売を行う会社の事です。

8月3日から登録申請が開始され、10月8日には第一弾の小売電気事業者が発表されました。

特別高圧・高圧・低圧に関わらず2016年4月以降、電力の小売販売を行う会社は登録申請が必要になりました。

登録に関して経済産業省・資源エネルギー庁が審査を行います。

電力会社の種類③:新電力

新電力と言う表現は公式的に採用されているものではありません。

一般電気事業者に対して小売電気事業者のことを指す場合もあれば、PPSのことを指す場合もあります。

呼びやすく、親しみ安い呼称なので、今後プロモーションなどで大々的に使われるようになるかもしれません。

電力会社の種類④:特定規模電気事業者(PPS)

特定規模電気事業者は発電を行う事業者の事です。

現在700社以上が登録されています。

特定規模電気事業者(PPS)になるために審査は基本的にないので、申請すれば経済産業省・資源エネルギー庁の一覧に掲載されます。

 

いかがでしょうか。わかりにく電力会社の違いを少し理解していただけましたか?

基本的な4つの種類なので、覚えておくと電力自由化のニュースをより深く知ることができるかもしれません。

ただ、電力自由化が実際に開始された後にどのような呼称がつかわれるかはまだわかりません。

2015年末からプロモーションは開始されるはずなので、そこでどのような呼び方が浸透するかにかかっています。

 

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