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一人暮らしでも電球はLEDにした方がお得?

近頃、LED電球の節電・省エネ効果が話題となっています。

同じ明るさの白熱電球(白熱灯)に比べて、LED電球の消費電力は8分の1程度とも言われていますが、一方で、電球そのものが高価であるという側面もあります。1つ数千円することもあるLED電球は、学生さんや社会人1年目の方など、一人暮らし世帯にとってはかなりの出費です。

では、「一人暮らしでLED電球を使用してもお得になる」のはどのような場合なのでしょうか?これから見ていきましょう。

サイズが大きい方が安い?LED電球価格の秘密

店頭でLED電球を選んだことのある方は、その価格設定が不思議だと感じたことはないでしょうか?

電球は口金(照明機器にねじ込む部分)のサイズによって「E26」、「E17」などのタイプがありますが、もっとも広く流通しているE26口金のLED電球よりも、より小さいE17口金のLED電球の方が高価です。

これは、LED電球に必要な複雑な電子回路を埋め込む作業が、小さな電球の方がより難しくなるためです。

一人暮らしの部屋にLED電球の導入を検討するときには、まず照明の口金のサイズをチェックして、E26径のものを優先して考えましょう。

長時間点灯ならLED化がお得

電気代を1kWh当たり23円で計算した場合、1日で計30分ほどしか使わない照明(トイレなど)の電気代は、白熱灯とLED電球の間で月に十数円ほどしか変わりません。1年で200円弱、10年使ってようやく2000円弱の差です。

このような場合には、2000円ほどのLED電球を使ったとしても、総コストが白熱灯よりも「お得」になることはなかなかなさそうです。

では、1日4時間ほど点灯する照明(リビングなど)ではどうでしょうか?こちらは、先ほどの計算で月120円ほどの違いが出てきます。1年では約1440円、2年で約2880円です。こうなると、LED電球の節電効果が総コストに反映されてきます。

1日数時間の使用なら、LED電球の寿命は数十年単位。同じ口径なら引っ越し先でも使えますので、退去時に元の白熱灯をつけ直し、LED電球は次のお部屋でも活用しましょう。

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