いろいろある家電製品の中でも、暖房に使う製品は比較的多くの電力を消費します。それはホットカーペットにも言えることです。そこで本記事では、ホットカーペットの電気代について考えたいと思います。
ホットカーペットの電気代は?
多くのホットカーペットは、コントローラーを搭載してさまざまな設定を調節できるようになっています。この設定を変えることで、電気代はどの程度変わってくるのでしょうか。まずは、暖房面積の切り替えによって、どのくらい電気代が変わるのか見てみたいと思います。
ホットカーペットは、全面を使用した暖房の他に、製品によっては半分の面積や3分割した面ごとに使用する場所を選ぶことが可能です。暖房面積と消費電力の関係は、おおむね面積と消費電力が比例するかたちになっています。あるメーカーの3畳用のホットカーペットを例に見てみましょう。
このホットカーペットは、全面を暖房に使用すると、750Wの消費電力がかかります。暖房面積は3分割して選ぶことが可能で、1/3を使用した場合は250W、2/3を使用し場合は500Wの消費電力になります。これを1時間あたりの電気代に直すと、全面使用時で約20円、1/3使用で約7円、2/3使用で約14円の電気代になります。(1kWhあたり27円として計算)使用する面積によって、電気代が異なることが分かります。
温度設定で違いがでる電気代
ホットカーペットには温度設定を調節できる製品もあります。この温度設定を変えることでも、電気代に差が出てきます。あるメーカーの2畳用の製品の場合、温度設定を高で使用すると1時間に約9.0円の電気代がかかります。温度設定を中に下げた場合、1時間あたりの電気代は約6.2円に下がります。
このように、ホットカーペットの電気代は、設定を変えることで節約することが可能です。心地よく使用できる範囲で、暖房面積を小さくしたり、設定温度を下げて使用するようにしてみてください。”